渋谷もりやクリニック
edit最終更新日:2023.04.10
主な特徴
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「こころのホームドクター」として、 ひとりひとりにていねいな診療を
変化の激しいこの時代、さまざまな人間関係や、
しごとをする環境からわたしたちが受けるストレスは
想像以上に大きくなっています。そのため、
こころのバランスをくずすこともめずらしいことではありません。
渋谷駅近くにある当院は、大学病院での診療や
企業でのメンタルヘルスなど長年の経験と高度な専門性を生かして、
2006年に開設された心療内科・精神科のクリニックです。
「こころのホームドクター」として、
ひとりひとりのかたに十分に時間をかけた、
ていねいな診療を心がけています。 -
くすりによる治療だけではなくカウンセリング・精神療法も重視
こころの病気では、くすりの効果も主治医との関係の良し悪しで変わってくるという研究結果が報告されています。したがって、くすりによる治療でも対話が大切です。当院では、医師、心理師の多くが精神分析的精神療法を専門的に学び、実践しています。そのため通常の診療でも心理的な側面を重視して信頼関係に基づいたていねいな診療を行います。
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働く人のメンタルヘルスのため産業医などとも連携
近年、職場をめぐる環境は変化が著しく、働く人にかかるストレスも増大しています。そのため、働く人の健康管理ではメンタルヘルスが最も重要な課題のひとつです。
過重労働など業務によるストレスが加わると、睡眠障害、自律神経の乱れ、不安、うつなどの症状が現れやすくなります。当院では、こうした問題に対しては治療と並行し、ご要望に応じて会社側の産業医などと連携し、職場環境の調整も積極的におこない、スムーズな病状の回復に努めます。 -
思春期と青年期のこころの問題への専門性を生かした診療
思春期・青年期では、こころがまだ発達途上にあるため、カウンセリングや親御さんへのガイダンスなどが治療の中心となり、専門的なトレーニングを受けた医師または心理師が、時間をかけてていねいにおこなうことが大切です。
当院のスタッフは、大学で指導にあたっている者も多く、また精神療法や思春期の臨床についての研究グループで、長年にわたり院長と一緒に勉強をしてきています。
診療時間
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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10:00~13:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
9:00~12:30 | 〇 | 〇 | ||||||
15:00~19:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
祝日:月曜日以外 ※待ち時間を少なくするため、大まかですが時間帯による予約制となります。 ※初めて受診されるかたは必ず電話(03-3780-8005)でご予約の上でご来院ください。 ※各種健康保険取り扱います。(生保は取り扱っておりません) ※診療は原則的に保険診療となりますが、医師、または心理師によるカウンセリングなど、時間をかけた診療を予約料または自費にてお受けしています。ご希望のかたは、診療の際に主治医へご相談ください。 |
住所・アクセス
住所 |
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-18-5 VORT渋谷道玄坂 2F |
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アクセス・行き方 | 渋谷マークシティを抜け、道玄坂上出口からすぐ |
院長紹介
院長:守屋 直樹
1979 慶應義塾大学医学部卒業、慶應義塾大学精神神経科学教室入室
1980~1986 財団法人井之頭病院
1986~1988 慶應義塾大学医学部精神神経科助手
1988~2001 社会保険埼玉中央病院(現 埼玉メディカルセンター)神経科医長、1992年より部長
1997~2001 早稲田大学人間科学部・人間科学研究科非常勤講師
2001~2006 昭和大学藤が丘病院精神神経科助教授
2006~ 渋谷もりやクリニックを開設
その他、複数の大手企業のメンタルヘルス嘱託医を勤める
基本情報
施設名 | 渋谷もりやクリニック |
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診療科目 |
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対応疾患 |
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アピール |
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電話番号 | 0337808005 |
住所 |
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-18-5 VORT渋谷道玄坂 2F |
HP | https://www.moriyaclinic.jp/ |
ブログ | 無し |
SNS | 無し |
よくある質問
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精神科・心療内科での通常の診療では、必要に応じてくすりも使いながら症状の改善を目指しますが、症状の元となったさまざまな根本的な問題を、時間をかけて話し合うことにより解決していくのが精神療法(カウンセリング)です。
「カウンセリング」という言葉は、幅広い意味で用いられていますが、そのなかでもより専門的な精神療法のうち、いくつかをご説明させていただきます。
精神療法のなかには、何々療法などと名前のついたものが数多くあり、それぞれに特徴があります。どのような問題にどのような治療法が向いているかは、専門家でも判断するのはなかなか難しいものです。
精神療法をおこなう期間は、それぞれのかたのニーズによってまちまちですが、おこなう期間によって長期精神療法と短期精神療法に分けられます。
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パニック症とは、突然不安が高まり、動悸、息苦しさ、めまい、発汗、手足のふるえなどの身体の症状が現れ、自分がどうにかなってしまいそうな不安感に襲われてしまう病気です。ある特定の場所が苦手で、このようなパニック発作が起こる人もいますし、特定の場所に限らず起こる人もいます。苦手な場所とは、たとえば、人ごみのなか、電車やバスなど乗り物のなか、トンネルのなか、雨降りの天気、など人さまざまです。
このようなパニック発作は、身体の生物学的な反応、つまり、脳内の神経伝達物質のバランスが乱れることによって起こると考えられています。そこでパニック症の治療には、神経伝達物質のバランスを整える働きのあるくすりも有効です。まず、くすりを飲むことで、パニック発作を減らして不安感を軽減させ、日常生活のなかに安心感を確保していきます。くすりによる効果は、早ければ数日で実感できるはずです。日常生活のなかでの不安感が消え、再び楽な心持ちになれて一安心です。
ところがこの段階では、パニック発作を起こした状況が苦手なままで、たとえば電車や人ごみ、一人でいることなどを避けてしまって、自分の生活にたいへんな不自由さを感じたままになっていることが多いようです。あるいはパニック発作は起きていないにもかかわらず、もし起きたらどうしようという予期不安に悩まされている人も少なくありません。自分の考え方が、まだ起こってもいない未来の不安をたぐり寄せてしまっているようなものです
そこで治療初期には薬物療法と並行して、行動療法的アプローチが用いられます。基本にある考え方は、「怖いと思うことを避けているうちは、いつまでもそれは怖いままである」というものです。くすりに守られたなかで、怖いと思ってしまう状況でもリラックスする方法を試みながら、少しずつ慣れていくことが必要とされます。おっかなびっくりでもこれならやってみてもよいかなと、あなたがほんの少しの勇気で取り組めることを、治療者と一緒にさがして、簡単なことから難しいことへと段階的に試してみるのがよいでしょう。
当院は渋谷駅近く、渋谷マークシティにほぼ隣接したクリニックですが、この病気のかたは繁華街が苦手なことも多いと思います。そこで、JR渋谷駅から、繁華街を避けてわき道から来院することもできますし、また、出勤や夕方から夜にかけての人ごみを避け、午前中の比較的人通りの少ない時間に来院されるのもよいかもしれません。最初は人ごみを避けるように通院していても、治療が進むにつれ、苦手としていた人ごみも避けることなく、街並みや新しいお店、すてきなカフェを楽しみながら、帰宅できるようになるかもしれませんね。
パニック症の治療は、もっぱらくすりと行動療法的なアプローチだけかというとそうではありません。よくよく話を聴いていくと、そうした症状の背景に、対人関係の問題が潜んでいることも多いものです。そのためその先の治療は、症状が何かということだけではなく、そのひとの抱えているこころの問題がどのようなことか、ということも重要になります。こうした問題が明らかになった場合、精神分析的精神療法も向いています。
精神療法によって、自分の問題に対処できるようになれば、パニック発作も起こりにくくなりますので、くすりを減らしたり、やめたりできるようにもなります。 -
うつ病治療の中心となるくすりは、抗うつ薬とよばれ、セロトニン、ノルアドレナリンといった脳内神経伝達物質のバランスを取り戻す働きがあります。服用を始めて1~2週間で効果が現れ始めますが、十分な回復には3~6ヶ月かかることが多いようです。
こころのくすりというと、「くせになる」「やめられなくなる」というイメージを持たれるかたもいますが、抗うつ薬にはそのような習慣性、依存性はありません。また、最近の抗うつ薬は副作用も少なくなってきています。
うつ病では、いったん症状がよくなってからの治療も重要です。うつ病になったかたの約半数が再発するとも言われており、軽快してからは、再発をいかに防ぐかが治療の中心となってきます。抗うつ薬は、症状の回復後も6ヶ月は服用を続けたほうが再発も少ないと言われています。
特定のストレス状況下ではうつ症状が現れるものの、ストレスと関係ない場面では気分が保たれている場合は、適応障害のうつ状態と診断され、多くのかたは抗うつ薬を服用せずに、カウンセリングや環境調整によって軽快します。
また、躁あるいは軽躁の時期がある双極性障害では、同じようにうつ症状が現れますが、くすりの用いかたが異なります。