海老名西口こころの診療所

edit最終更新日：2023.04.16

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school院長紹介

院長：大山　泰弘

私が精神科医として修行をはじめた国保旭中央病院で担当していた患者さんで今も印象に残る、私を鍛えてくれた人がいます。激しい行動化で、当直の晩に手首（というより全身に及ぶ）自傷による切創を3時間ぐらいかけて縫合をしたこともありました。

　担当していた当時はこちらも無我夢中で、ご本人やご家族と話をしながら自分のしていることが意味のあることなのかどうか自信があまり持てていませんでした。

　その後私が転勤となり、旭を離れて5年ほど立った時にお手紙をいただきました。そこには、その後紆余曲折はあったものの家庭をもち安定した生活を送っていることが書かれていました。また、担当医としての私について逃げずに付き合ってくれたことがその後の患者さんをささえているという、むしろ治療者としての私を励ましてくれるような、ありがたい言葉もいただきました。

　以前の私自身を振り返ると、患者さんに自分の考えを押し付けようとしたり、十分に訴えを聴けていなかったことがあったと思います。それが諸先輩の先生方の指導や、なにより患者さんから身を持って教わったことが少しずつ自分を変えていってくれたようです。

　診療所開設にあたって約束をしたいと思います。

まず、患者さんの訴えをあれこれ評価せずじっくりと伺いそれを理解することこと。その上で、コトバによる治療、薬による治療をバランスよく本当に必要なことだけを提案します。

　患者さんから学ぶこと、患者さんの利益だけを考え、決して害をあたえないことを実践し続けます。

海老名西口こころの診療所をよろしくお願い致します。

経歴

1998年　昭和大学卒業
同年より国保旭中央病院　初期研修医を経て精神神経科医員として勤務
その後神奈川県内精神科病院、総合病院精神科勤務。

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