プロボノの種類完全ガイド|IT・デザイン・法務・会計・マーケなど職種別の関わり方と案件例
edit2026.04.25 visibility19
「自分のスキルが、社会貢献に役立つのだろうか?」
「ITエンジニアだけど、NPOの何を手伝えるか想像がつかない」
「弁護士・会計士の資格を、本業以外でも活かしてみたい」
プロボノ(pro bono publico=公共善のために)は、自分の本業スキルを非営利組織や地域団体に提供する社会貢献の形です。日常のボランティアが「時間と善意」を差し出すのに対し、プロボノは「専門性そのもの」を差し出す活動。だからこそ、初めて検討する方ほど「自分の職種で本当に役立てるのか?」という壁に当たります。
結論からお伝えすると、ほぼすべての職種にプロボノの入り口があります。日本でプロボノを牽引してきた認定NPO法人サービスグラントは、2005年の設立以降、累計1万人以上のプロボノワーカーをのべ1,500件超のNPO・地域団体プロジェクトに送り出してきました(公開情報・年度により差あり)。職種の幅もIT・デザインだけでなく、法務・会計・人事・翻訳・コンサル・マーケ・編集まで、社会人が持つあらゆる専門性が活用されています。
この記事では、ココトモが取材・参加してきた事例をもとに、主要8職種ごとのプロボノの中身・典型案件・所要時間・難易度を一覧化しました。「自分のスキル=社会の何に使えるか」を読み終えるころには、最初の一歩が具体的に見えているはずです。
📌 この記事でわかること
- プロボノの定義と、通常のボランティア・副業・業務委託との5つの違い
- 主要8職種(IT/デザイン/法務/会計/マーケ/人事/翻訳/コンサル)ごとのプロボノの中身と典型案件
- 職種別の所要時間・難易度・経験年数の目安を一覧化
- プロボノに必要な「実務経験3年以上」推奨の理由と、若手でも入れる関わり方
- 1案件の典型的な進行(3〜6か月・5フェーズ)と、ありがちな失敗5選
- サービスグラント/二枚目の名刺/Code for Japan など、日本の主要プロボノ仲介団体の公式サイトと特徴
プロボノとは|「専門性を寄付する」社会貢献の形
プロボノ(pro bono)とは、ラテン語の「pro bono publico(公共善のために)」を語源とする言葉で、もともとは米国の弁護士業界で生まれました。1980年代に米国法曹協会(ABA)が「弁護士は年間50時間以上のpro bono活動を」と推奨したことで広く定着し、その後、あらゆる専門職の社会貢献を指す言葉に拡張されていきます。
日本では2010年前後から急拡大
日本でプロボノという言葉が一般化したのは、2005年に認定NPO法人サービスグラントが設立され、2010年代に企業のCSR・人材育成文脈で広がってからです。リーマンショック後、社員のスキルを社会貢献と人材育成に同時投入する手段として、富士通・パナソニック・電通・三菱UFJなど大手企業がプロボノ支援制度を導入し、現在では中小企業・スタートアップにも広がっています。
通常のボランティアとの違い
プロボノの最大の特徴は、「労働力ではなく専門性」を提供する点です。たとえば「お祭りの設営を手伝う」のは一般的なボランティア、「お祭りを運営するNPOのウェブサイトを構築する」のがプロボノ。前者は誰でも参加でき、後者は特定の専門スキルが必要——この違いが、プロボノを「スキルベースド・ボランティア」とも呼ぶ理由です。
プロボノの基本的な位置づけや始め方の総論は、プロボノ完全ガイドでも詳しく解説していますので、合わせてお読みください。
出典:認定NPO法人サービスグラント 公開情報/米国法曹協会(ABA)pro bono規程/日本ファンドレイジング協会 公開資料
主要8職種のプロボノ|あなたの本業はどこに当てはまる?
プロボノで活用されているスキルは、ざっくり次の8職種に整理できます。それぞれの特徴と典型案件を、まずはカード形式で俯瞰してみてください。「自分の職種が見当たらない」と感じる方も、後半の表で隣接領域から探せます。
💻
① ITエンジニア
Web・モバイルアプリ開発、既存システムの改修、データベース設計、サーバー移行、CMS導入、業務自動化(Google Apps Script・RPA)まで。NPOは寄付管理・ボランティア管理など独自システム需要が高く、最も需要の大きい職種
🎨
② デザイナー
広報物(チラシ・パンフ・年次報告書)、ロゴ・ブランディング、ウェブサイトのUI/UXリニューアル、SNSバナー、動画サムネ。NPOは予算が限られ、デザインの質が寄付・支援に直結するため、需要が常に高い領域
⚖️
③ 法務(弁護士・パラリーガル)
NPO法・特定非営利活動法人の認証手続、契約書・利用規約・プライバシーポリシー整備、就業規則、寄付契約、知的財産、紛争予防の助言。日本では弁護士の本来のpro bono領域
🧮
④ 会計・税務
月次経理代行、年次決算、税務申告、認定NPO法人化のための数字整備、予算管理、内部統制構築、ファンドレイジング財務分析。公認会計士・税理士・経理経験者が活躍
📣
⑤ マーケティング・広報
広報戦略立案、SNS運用、広告運用、ファンドレイジング企画、メディアリレーションズ、コピーライティング、プレスリリース。NPOの「伝える力」を底上げする中核領域
👥
⑥ 人事・採用
採用設計、求人票ライティング、オンボーディング設計、評価制度、労務(社会保険・労働法)、組織開発、ボランティア・コミュニティ・マネジメント。社労士・人事担当者の知見が活きる
🌐
⑦ 翻訳・通訳
英語・中国語・韓国語・ベトナム語などの多言語化、海外ドナー向け資料、国際会議資料、ウェブサイト多言語対応、海外NGOとの連携支援。在留外国人支援NPOで需要が大きい
🧭
⑧ コンサルタント
事業計画策定、中期戦略、IT戦略、業務改善、組織変革、M&A・統合支援、KPI設計、ファシリテーション、ロジックモデル構築。経営コンサル・事業企画経験者が中心
職種別の典型案件と所要時間・難易度
実際にどんな案件が動いているのか、サービスグラントなど主要仲介団体の公開事例と、ココトモが現場で見聞きしたケースをもとに整理しました。所要時間はチーム全体ではなく個人の月間目安、難易度は実務経験年数の目安です。
| 職種 | 典型的な案件例 | 個人の所要時間 | 難易度(経験年数) |
|---|---|---|---|
| ITエンジニア | WordPressサイト構築、寄付管理システム、ボランティア管理アプリ、業務RPA化 | 月20〜40時間 × 3〜6か月 | ★★★(実務3年〜) |
| デザイナー | 年次報告書デザイン、ロゴ・VIリニューアル、広報チラシ、サイトUI改修 | 月10〜30時間 × 2〜4か月 | ★★(実務2年〜) |
| 法務 | 利用規約・プライバシーポリシー作成、寄付契約レビュー、就業規則整備、NPO法相談 | 月5〜15時間 × 1〜3か月 | ★★★★(弁護士資格/法務実務5年〜) |
| 会計・税務 | 月次経理代行、年次決算、認定NPO法人化支援、予算策定、内部統制助言 | 月5〜20時間 × 通年〜数か月 | ★★★★(会計士・税理士/経理5年〜) |
| マーケティング | 広報戦略策定、SNS運用設計、ファンドレイジング企画、メディアリレーションズ | 月15〜30時間 × 3〜6か月 | ★★★(実務3年〜) |
| 人事・採用 | 採用ピッチ設計、求人票改善、評価制度導入、労務リスク棚卸し | 月10〜20時間 × 2〜4か月 | ★★★(実務3年〜/社労士歓迎) |
| 翻訳・通訳 | サイト英訳、年次報告書翻訳、海外ドナー向け資料、国際会議の同時通訳 | 案件単位(5〜30時間) | ★★(実務2年〜/TOEIC900+/専門領域知識) |
| コンサルタント | 中期事業計画策定、KPI設計、ロジックモデル構築、組織変革ファシリ | 月20〜40時間 × 4〜6か月 | ★★★★(コンサル・事業企画5年〜) |
数字はあくまで目安で、個人裁量・チーム編成・案件規模により上下します。仲介団体は「個人の負担が過大にならない」よう4〜6名のチーム制で組むことが多く、1人あたりの実働は月10〜30時間に収まる設計が一般的です。
プロボノに必要な経験年数|「実務3年以上」が推奨される理由
多くのプロボノ仲介団体は、応募要件に「実務経験3年以上」を掲げています。これは「若手お断り」ではなく、プロボノ特有の「指示なしで自走する力」が必要になるからです。
✅ 3年以上が推奨される5つの理由
- マネジメント不在で動く——NPO側に技術指示できる人はいません。要件定義・設計・実装・納品まで、自分で段取りできる力が前提
- NPO側の言語に翻訳が必要——「最新フレームワークで」「アジャイルで」は通じません。専門用語を相手の言葉に置き換える経験値が必要
- スコープ膨張に判断軸を持つ——「ついでにここも」と話が広がりやすい場面で、優先順位を引き直す力が必要
- 運用後も持続可能な設計——「自分が作って終わり」ではなく、NPOが運用できる設計・ドキュメント整備の感覚が必要
- 本業との時間調整——突発業務と並行するため、自分の生産性とリスクを把握できていることが前提
もちろん、若手でもチームメンバーとしての参加は歓迎されており、シニアが要件定義・設計を担当し若手が実装する役割分担も普通に行われています。資格取得直後の弁護士・会計士・社労士もチーム参加で力を試せます。
プロボノの始め方|5ステップ
「自分のスキルでやってみたい」と思ったら、次の5ステップで進めるのが王道です。最初の応募から案件キックオフまで、おおむね1〜3か月のリードタイムを見込んでおきましょう。
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1
① 自己棚卸し(スキル・時間・興味の整理)
いきなり応募ではなく、まず「自分が提供できる職務スキル」「月に使える時間」「興味のある社会課題」の3つを書き出します。職務経歴書を改めて見直すと、自分が本業で当たり前にやっている工程の中に、NPOにとって貴重な専門性が眠っていることに気づきます。
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② プラットフォーム登録
サービスグラント・二枚目の名刺・Code for Japan など主要プラットフォームに無料登録します。プロフィールに本業の職種・年数・実績・希望する関わり方を入力しておくと、運営側からの案件マッチング精度が上がります。詳しくはプロボノ仲介プラットフォーム比較を参照。
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③ 案件選定(職種・コミット時間・社会課題で絞る)
公開されている案件一覧から、「職種にマッチ」「想定コミット時間が現実的」「課題テーマに共感」の3条件で絞ります。最初は欲張らず、自分の職種・経験年数にフィットする案件を1つだけ選ぶのが続けるコツです。
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④ マッチング面談
プラットフォーム経由で運営者と簡単な面談(オンライン30分前後)。本業内容・スキル・希望関与度を共有し、NPO側のニーズと擦り合わせます。チーム制の案件は、ここでメンバー編成も決まります。
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⑤ キックオフ・案件スタート
NPO・チーム・運営の三者で初回キックオフ。スコープ・成果物・スケジュール・コミュニケーションルールを文書化し、いよいよ案件が動き出します。最初の2週間で「対話のリズム」をつくれると、その後の進行がぐっと安定します。
プロボノならではの難しさ5つ|入る前に知っておきたい現実
プロボノは「やりがい」だけで語られがちですが、実際は本業と違う独特の難しさがあります。挫折しないためにも、入る前に知っておくと心構えができます。
⚠️ 始める前に知っておきたい5つの壁
- NPO側のリソース不足——担当者が片手間で対応するため、レスポンスが遅い・資料が揃わない・関係者の合意取得に時間がかかる、は日常茶飯事です。「営業日の翌日返信」を期待しないこと
- 意思決定が遅い・関係者が多い——理事会・自治体・寄付者・本人ご家族など、関係者が複数にまたがるとひとつの決定に2〜3週間かかることも。スケジュールに余裕を組むのが鉄則
- スコープが膨張しやすい——「ついでにこれも」「将来のためにあれも」と要望が広がりがちです。キックオフでスコープを文書化し、追加要望は別案件として切り出すルールが必須
- 運用後の保守が課題——納品後、NPOが自走できる設計でないとシステムが「塩漬け」になります。マニュアル・引き継ぎ・最低限の研修まで含めるのがプロの責務
- 無償ゆえの遠慮と過剰配慮——「タダで見てもらっているから言いづらい」「こちらも遠慮して言えない」が積み重なるとプロジェクトが停滞します。プロ同士として遠慮なく話せる関係を最初に作ることが鍵
1案件の典型的な進行|3〜6か月・5フェーズ
プロボノは単発作業ではなく、ひとつのプロジェクトとして3〜6か月かけて進行するのが標準です。サービスグラントの「プロジェクト型プロボノ」を参考に、典型的な5フェーズを示します。
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フェーズ1:キックオフ・現状把握(1〜2週間)
NPO・チーム・運営の三者でゴール・スコープ・成果物・スケジュール・コミュニケーション手段を合意。NPOの活動現場を訪問・ヒアリングし、課題の前提を共有します。
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フェーズ2:要件定義・設計(3〜6週間)
具体的な要件をNPO側と擦り合わせ、設計書・ワイヤー・ロジックモデル等を作成。この段階で「やること/やらないこと」を明文化し、後の膨張を防ぎます。
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フェーズ3:制作・実装(4〜10週間)
実装・デザイン・原稿執筆・契約書ドラフトなどコア作業の山場。週次でNPOとレビューし、認識ズレを早めに解消します。隔週の進捗共有が標準。
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フェーズ4:レビュー・修正(2〜4週間)
関係者レビュー、テスト、法務確認、修正対応。NPO側の理事会・寄付者など複数チェックが入るため、想定よりバッファを多めに取るのが安全です。
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フェーズ5:納品・引き継ぎ・振り返り(1〜2週間)
納品物の最終確認、運用マニュアル・引き継ぎ会、振り返りミーティング。NPOが自走できる状態にして「終わらせ方」までデザインするのがプロボノの肝です。
業務委託・副業との違い|税務・契約・関係性の比較
プロボノは無償の専門スキル提供であり、税務・契約上は業務委託や副業と明確に違います。混同してトラブルになるケースもあるので、整理しておきます。
| 項目 | プロボノ | 副業(雇用型) | 業務委託(フリーランス) |
|---|---|---|---|
| 報酬 | 原則無償(実費精算は可) | 給与(時給・月給) | 業務委託料(成果報酬・時間報酬) |
| 契約形態 | 覚書/合意書(任意) | 雇用契約 | 業務委託契約 |
| 税務上の扱い | 収入なし(実費は経費精算) | 給与所得(年末調整/確定申告) | 事業所得・雑所得(確定申告) |
| 本業との関係 | 就業規則で問題になることは稀 | 会社の副業規程の確認必須 | 会社の副業規程の確認必須 |
| 知的財産 | NPO側に帰属が一般的(要確認) | 雇用主に帰属が原則 | 契約による(多くは委託元) |
| 主な目的 | 社会貢献・スキル還元・自己成長 | 収入確保・キャリア拡張 | 収入確保・独立基盤づくり |
プロボノは「社会貢献」と位置づけられるため副業規程に抵触しないケースが多いですが、念のため就業規則を確認するのが安全です。「副業として始めたいがいきなり有償は怖い」という方が、プロボノを助走に使うパターンも増えています。詳しくはプロボノと副業の違いガイドでも解説しています。
体験談3パターン|IT・デザイン・法務それぞれの現場から
💬 ITエンジニアM・34歳:子ども支援NPOの寄付管理システムを刷新
「平日は事業会社のバックエンド開発をしています。サービスグラント経由で子ども支援NPOの寄付管理プロジェクトに、4人チームの一員として参加。Excel運用だった寄付データを kintone に移し、月次レポートを自動化しました。仕事と違って『発注者がプロではない』ので、要件定義に倍の時間がかかりましたが、納品後にNPOの代表が『毎月20時間の手作業から解放された』と泣いて喜んでくれて、本業では味わえない感覚でした。期間は5か月、月25時間ペースでした」
💬 デザイナーS・29歳:難病支援NPOの年次報告書をフルリニューアル
「インハウスデザイナーとして働きながら、二枚目の名刺で見つけた難病支援NPOの案件にエントリー。年次報告書のリニューアルを、ライターとペアで3か月担当しました。NPO側に『デザインの良し悪しを判断できる人』がいないので、選択肢を3案提示して比較してもらう進め方が必要だと学びました。完成した報告書を理事会で配布した日、本業では絶対に味わえない『社会の輪に貢献した』実感が残っています」
💬 弁護士T・42歳:在留外国人支援NPOの利用規約・契約書を整備
「企業法務の弁護士として10年。子どもの難民支援活動を機に、在留外国人支援NPOへ法務プロボノを継続提供しています。利用規約・寄付契約・就業規則の整備に加え、認定NPO法人化の助言まで。弁護士会のpro bono推奨にも合致し、所属事務所の理解も得られました。本業では出会えない当事者の声が、自分の法律家としての視野を確実に広げてくれます」
ありがちな失敗5選|善意が空回りしないために
プロボノは「やる気があれば成功する」ものではありません。むしろ熱意が高い人ほどハマりやすい失敗パターンを、5つに整理しました。
❌ プロボノで起きやすい失敗5パターン
- ① スコープを文書化せず曖昧スタート——「とりあえず始めましょう」で走ると、後半で『そこまでやる予定じゃなかった』が頻発します。キックオフで成果物・期限・除外項目を必ず文書化
- ② 本業のクオリティ基準を一方的に押し付ける——「最新の技術を使いましょう」「今後を見据えて○○を導入しましょう」が、結果的にNPOが運用できないシステムを残します。運用主体の力量に合わせるのがプロ
- ③ コミュニケーションを「待ち」にする——NPO担当者は他業務と並行のため、こちらから定期連絡しないと音信不通に。週1回・15分の定例を入れるだけで進捗が安定します
- ④ 自分の時間管理を甘く見積もる——本業の繁忙期と重なってドロップアウトする例が後を絶ちません。月20時間と決めたら、本業のスプリント開始タイミングと重ねないなど自衛も大切
- ⑤ 終わらせ方を設計しない——納品で関係が切れ、NPO側が運用できず塩漬けに。マニュアル・操作研修・3か月後の振り返りまで含めて「プロジェクトの終了」を定義する
日本の主なプロボノ仲介団体|まずはどこに登録?
プロボノを始める最短ルートは、専門の仲介団体・プラットフォームに登録することです。日本国内で活動が確認できる主要団体を紹介します。詳細・最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
1. 認定NPO法人サービスグラント
日本のプロボノ普及を牽引してきた中核団体です。2005年設立、累計プロボノワーカー1万人超、プロジェクト累計1,500件超(公開情報、年度差あり)。プロジェクト型プロボノ(4〜6名チーム×3〜6か月)を確立し、企業の社員プロボノ制度の設計支援も行っています。 サービスグラント公式サイト
2. NPO法人 二枚目の名刺
社会人が「2枚目の名刺」を持つ働き方を提案する団体。3か月程度のチームプロジェクトを通じて、NPO・企業・地域団体の課題解決に取り組みます。「自分の本業外の世界に飛び込む経験」を重視し、人材育成側面も強い設計が特徴。 二枚目の名刺公式サイト
3. Code for Japan(一般社団法人)
シビックテック(市民×テクノロジー)の総本山的存在。地域の課題をエンジニア・デザイナー・自治体職員・市民が協働で解決します。新型コロナ感染状況サイトなどで一気に知名度が上がり、全国に Code for ○○ のブリゲードが広がっています。ITエンジニア・デザイナー・データサイエンティスト向き。 Code for Japan公式サイト
4. その他の専門領域別ネットワーク
上記以外にも、弁護士・会計士・社労士など士業のpro bonoネットワーク、ファンドレイジング協会の認定ファンドレイザー向けプロボノ、地域型のコミュニティ財団によるマッチングなど、職種・地域別に複数のチャネルがあります。団体名:LawyersForward/日本プロボノ機構/b-shokai/日本ファンドレイジング協会 等。
※団体ごとに活動内容・募集状況が異なるため、必ず公式サイトを検索のうえ最新情報をご確認ください。
プラットフォームの選び方や比較の詳細は、プロボノ仲介プラットフォーム比較で詳しく解説しています。
よくある質問|プロボノQ&A 10問
Q1. 実務経験が3年未満でもプロボノに参加できますか? ▼
多くの仲介団体は応募要件に「実務3年以上」を掲げていますが、これはリーダー級ポジションの目安です。チームメンバーとしての参加は若手も歓迎される案件が多く、シニアが要件定義を、若手が実装を担うチーム制が一般的。資格取得直後の弁護士・会計士・社労士もチーム参加で力試しができます。
Q2. 報酬はゼロですか?交通費は? ▼
プロボノは原則として無償です。ただし、案件の現地訪問交通費・必要備品など実費は精算するNPO・仲介団体が多いです。「金銭授受は一切なし」のケースもあり、案件ごとに事前確認するのが確実です。
Q3. 会社の副業規程に引っかかりませんか? ▼
プロボノは無償の社会貢献活動と位置づけられるため、副業規程に抵触しないケースが多数派です。ただし所属企業の規程によっては「社外活動の事前申請」が必要な場合があるため、念のため上司・人事に一度相談しておくのが安全です。むしろ近年は会社が社員プロボノを推奨するケースも増えています。
Q4. ITエンジニアの需要が大きいと聞きますが、何ができますか? ▼
WordPressなどのウェブサイト構築、寄付管理システム導入、ボランティア管理アプリ、Google Apps ScriptやRPAでの業務自動化、データ分析・可視化、サーバー移行、CMS導入支援まで多岐にわたります。NPOは独自要件のシステムが多い割に予算が限られるため、エンジニア需要は常に大きい領域です。
Q5. 弁護士・会計士の専門資格は必須ですか? ▼
法務プロボノは弁護士資格保有者、会計プロボノは公認会計士・税理士・経理実務経験者が中心です。ただし、パラリーガル・経理事務担当者としてチーム参加する道もあり、契約書ドラフト・経理代行・月次決算など実務スキルがあれば資格なしでも貢献できる案件は多数あります。
Q6. 案件中にトラブルが起きた場合の責任は? ▼
プロボノは無償・善意ベースですが、納品物の瑕疵・データ漏洩・著作権侵害などのリスクはゼロではありません。仲介団体が責任範囲を定めた合意書を用意しているケースが多いため、必ず内容を確認してください。心配な場合はボランティア活動保険への加入も検討します。
Q7. 1案件にどれくらいの期間関わりますか? ▼
プロジェクト型プロボノは3〜6か月が中心です。短期スポット型(1〜4週間)の相談・コンサル案件もあり、長期サポート型(半年〜1年)まで幅広いです。最初は3〜4か月の標準型から始めるのが続けやすいです。
Q8. オンラインだけで完結する案件はありますか? ▼
新型コロナ以降、ほぼすべての案件でオンライン中心の進行が標準化しました。Zoomミーティング・Slack・Notion・GitHubなどを活用し、現地訪問は初回のみ・もしくは全くなしという案件も多いです。地方在住・育児中の方にも門戸が開かれています。詳しくはオンラインボランティア完全ガイドを参照。
Q9. プロボノの経験は、転職や副業で活かせますか? ▼
はい。「未経験領域での主体的なプロジェクト経験」として職務経歴書に書くことができ、副業案件への営業材料にもなります。とくにNPO・ソーシャルセクター・公共領域への転職を考える人には強力な実績となり、近年はNPOの中間支援組織への転職事例も増えています。
Q10. 自分の職種が紹介8職種に該当しないのですが? ▼
8職種はあくまで主要例です。映像クリエイター・カメラマン・編集者・データサイエンティスト・建築士・栄養士・心理士・教員など、ほぼあらゆる専門職にプロボノの入り口があります。仲介団体の案件一覧で「自分のスキルが活かせそうな案件」を直接探すのが最短ルートです。
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プロボノ完全ガイド
プロボノの基礎・始め方・歴史・効用までを体系的にまとめた親ピラー。本記事の前提を押さえたい方へ
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プロボノ仲介プラットフォーム比較
サービスグラント・二枚目の名刺・Code for Japan ほか、主要プラットフォームの特徴・費用・案件の違いを比較
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プロボノと副業の違いガイド
税務・契約・キャリア観の違いを整理。「副業の前にプロボノで助走」する設計まで
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社会人のボランティア入門
仕事と両立して月1〜2回から。プロボノを含む社会人向け活動の時間設計の基本
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オンラインボランティア完全ガイド
場所を選ばず参加できるオンライン活動の全体像。プロボノ案件の多くもこの形式
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企業ボランティアプログラム
CSR・人材育成として社員プロボノを導入する企業向け。設計のポイントと事例
参照元:認定NPO法人サービスグラント 公開情報(公式サイト)/NPO法人 二枚目の名刺 公開情報(公式サイト)/一般社団法人 Code for Japan 公開情報(公式サイト)/米国法曹協会(ABA)pro bono規程/日本ファンドレイジング協会/LawyersForward/日本プロボノ機構/b-shokai 等の公開情報を参照(いずれも2026年4月時点。プロボノワーカー累計数・プロジェクト累計数等は年度・集計時点により差があります。最新情報・募集状況は各団体公式サイトをご確認ください)
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