うみの日記『通院と読書と。』

今日は2週間に1回ある通院の日でした🏥一応まだ長期的に飲む薬は飲んでいますが頓服薬は以前と比べて断然減り、もう飲まなくていいようになった薬も増えました。進歩🙌🏻

病院まで1時間かかるので「余命1日の僕が、君に紡ぐ物語」を片手に電車に乗車したのですが1日で読み終わってしまいました…というくらいどんどん物語に引き込まれていったんです…!1日で記憶をなくしてしまう前向性健忘を患った小説家の話で一見よくある話なのかな?と思っていたのですがそれが全然違って…!最後まで読んでこの部分が伏線だったのかと驚いたり、記憶をなくしながらも前向性健忘以上の大きな挫折を味わってそこからまた這い上がる主人公に引き込まれたり…小説だからこそ味が出る作品だと思いました。

「人は細胞の代謝によって毎日肉体が変わる。思いや考え方だって生きていれば変わっていく。だから誰もが厳密に『同じ存在』としてはいられない。その瞬間のその人は、その時だけのものだ。だけどそれまでの人生で紡いできた物語は明日の自分に受け継がれていく」(P.291から引用)

この箇所を読んだ時本当に痺れました…!!過去の自分と同じ存在でいられないのは前向性健忘を患った人でなくとも同じだ、と主人公が気付いた場面です。
その瞬間のその人はその時だけのものだから今自分がやるべきことを一つ一つこなしていき、それが未来の自分を支える物として積み上がっていくからベストを尽くす、などという考えも出来なくはないですが、私は違うように捉えました。
自分で言うのもなんですが私は心の病気にかかるまでは運動部に所属して成績を残しながらも学業の成績はトップで医学部‪も常に合格圏内にあるいわゆる優等生でした。なので将来は安泰かなぁなんて子供ながら思っていたのですが、適応障害やパニック障害になって高校を退学せざるを得なくなり医学部受験も今年は諦めることになって大きな挫折を味わいました。小学校受験から小中高とずっと頑張ってきた結果がこれかよと怒りもあり全ての努力が無駄になったような気がしていましたが、改めて本当は無駄になんかなってないんだよと、この本に教えられたような気がします。
決して自分を諦めなくていいんだよ、とも。

これから先の人生を考える上で本当に大切なメッセージを伝えてくれたと思います😌また読みたいな…

star今日できたこと♪

病院に行けた!!
電車乗るの頑張った!!
忙しそうだった受付の方に一言労いの言葉をかけられた!!
今日も生きててえらい!!

favorite読んでくれた人へのメッセージ

ここまで読んでくださりありがとうございました…!!色々書くことが多くなってしまった関係で字数がなくなってしまい、しまりが悪くなってしまったため読みにくかったかと思います。お許しください😖
これを読んだ方が明日も自分らしく素敵な一日を過ごせますように🍀

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