ふーこの日記『心の傷に気付かないまま大人になった私』

今私は友人との関係に悩んでいる。
キッカケは私の気遣いの言葉。それが友人を激怒させてしまった。
私自身、「こんなことまで気遣いしなくてもいいのに」と思いながら文字を打ったり話したりすることがある。でも私はそれしか処世術を知らないので、染み込んでしまった癖のような世渡りは治らないのだと思っている。

私は小学1年生の時に親が別居、母親と兄と暮らしていた。母は朝から夜中まで仕事に行っていて話す時間なんて1日に1時間もなかった。
母は兄に私を預けて夜の仕事に向かうのだが、当時思春期だった兄はラッキーと母を見送った後出かけていった。
それは私が小学校低学年の頃から始まり、6年生まで続いた。夜に家にたった1人、頼る家族は誰もいない。母は仕事とわかっていたので電話もできない。怖かったけれど、私がワガママを言うわけにはいかない。
その頃から「私は大丈夫だから、あなたは大丈夫なの?」と気遣うようになった。

子どもだった私は「自分を犠牲にして他人を思いやる」方法でしか世渡りができなかった。

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