テケトの日記『あることの見付け方』
visibility414 edit2023.12.12
何かと人や自分の弱点に関しては目敏い方が多いのではないかしら。
これは教育のたわものと言っても良い習慣でもありますわね。癖と呼んだ方が良いかしら?弱点を探ることによって相手よりも優位に立つ、そんな思想が背景にあるのかもしれません。
だからこそ学校生活に対して辛い想いを感じていて、そんな学校生活よりも社会に出たらもっと厳しいなんて言われてしまったら、怖がってしまう子達が多く出てくるのも自然な流れですわ。
社会に関しては他でお話するとしまして、今日は弱点の裏側にある強味について少し学びがありましたの。それを共有する、そんな日記ですわ。
例えば、周りの言葉や感情に繊細で傷付きやすい人。今の子達はそのような特徴が色濃く出ている子が多くてとても心配ですわね。
傷付きやすい繊細な子達は自然と自分の身を守る術も身に付いていく訳です。そしてこの守りの方向での強味というのは多くの方が気付きやすいのではないかしら?
それはさながら砦を守る衛兵のようなもの。慣れてくれば外からの刺激に対して即座にその場から離れるような対応も出来るようになるかと思いますわ。
でも、それだけだと弱点を補う止まりではなくって?
補うだけのものであれば弱点があるなら苦しくなるばかりですわよね。
ここでもう一つの発想が必要になりますの。
それは攻めの発想。つまり、繊細であれば大胆に行動したとしても危険が迫る前に即座に逃げられる才能があるってことですのよ。さながら敵陣を把握する為に最前線で働く斥候ですわね。
これをもう少し日常の生活で言い換えると、新しい物事に果敢に挑戦しても手痛い目に遭わないで、かすり傷程度で止められる才能と言えますの。これって凄くないかしら?
でもそんな最前線を突き進める力を持っているのに、繊細さが原因で傷付くことも多くて守りに入ってばかり。それどころか何かをしようとすると自分には厳し過ぎて無理だと引き籠ってしまう方も多いのではないかしら?
そんな感情が湧き上がった時、いつの間にか瞳に涙が浮かんでいたりするのではないかしら?
それは自分の一番の才能を使えないでいる悲しさ、悔し涙かもしれませんわね。
今回は繊細さに対してのアプローチでしたが、他の弱点と思っている物の反対側にも似たような流用が出来るかと思いますの。
是非皆さま、弱点の反対の強味の攻めの部分にも着目してみて下さいませ。
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