さい坊の日記『作業所の人がお家に来た日』
visibility92 edit2023.12.21
今日ようやく作業所の方から連絡があった。
今日の午後に、前とは別の在宅用の材料を持ってきてくれるというお話だった。電話口から窺える向こうの様子はとても雑な印象があり、自分本位な感じがあった。
僕はその様子にとても残念な感じを受けたのだけども、待ちに待っていた在宅の作業が進展していくことが嬉しかった。
その後、電話で受けた作業所の方の印象を少し引きずった。そういうことを引きずるものが僕にはあるなと思い、その人が来るのを家で待った。
待っている間、さっきの電話の出来事や自分のことを見つめる感じで過ごしていた。
自分の心を見つめていた時に、そこに感謝と尊重の気持ちがないなと思った。大切だと思いながらもいつもそれらの気持ちは僕の心から抜け落ちている。
そういう気持ちを大事にしよう‥
そう思ったらいろいろとやりたくなった。
シャワーに入って自分自身を綺麗に整えた。じゅうたんにコロコロをかけたり、玄関を綺麗にしたり、部屋を整えたりした。来てくれる人を気持ちよく迎えられるように、来てくれた人が気持ちよく過ごせるように、そんな気持ちが生まれていた。
午後になって作業所の人が材料を持ってきてくれた。その人の表情は硬かった。少しやつれているようにも見えた。笑顔がなくバタバタと材料の説明をしてくれた。途中、その人に電話があり、余裕がない感じで誰かとやりとりをしたりもしていた。
余裕がないんだな。いろいろと大変なんだな。僕はそう思った。
僕は化学物質過敏症で、前に貰った材料ではそれについているニオイがだめだった。だから今回は他の人とは違う材料を別口で用意してもらった。僕は他の人とは同じようにはできないから、その分その人の負担も大きくなる。手間暇がかかる。その人が大変になる理由は僕の方にもあるのです。
説明が終わってその人が帰ろうとした。帰りがけに僕が少し引き留めるような感じで、えーっとと言葉を出した。僕はいろいろとあって、ここでこのように話すみたいにはリアルではできなくなっている。だから、何とかその人に自分が思っていることをたどたどしく言葉にした。まともに伝わる文章にはなっていなかったけど。
そのやり取りが終わった後、その人は笑顔になった。そして、その笑顔のまま少しだけやり取りをし、その人は急いで帰っていった。二日後、またどんな具合かを見に来てくれる。
僕はその人の笑顔を見れて嬉しかった。忙しい中引き留めて悪かったなとも思ったけど、そのようなやり取りができてよかったと思う。
今日よかったこと♪
とりあえず、今日一日を過ごせました。
読んでくれた人へのメッセージ
さい坊といいます。
なんとなく過ごしています。
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