ちーの日記『孤独と流行』

 まだ父が元気だったころの事。
 父「リア・ディゾンってのは何者だ」
 当時『グラビア界の黒船』と言われてたグラドルさんです。でも、私の周囲の男性はグラビアモデルよりもアニメやゲームの『萌えキャラ』(って言わなくなったな)に夢中だ。
 私「グラビア界の黒船…」
 父「そう。それだ。人気なのか❓」
 わからない。わからないのだ。

 今の流行もそうだ。TVをつければ韓国、メジャーリーグ。係長は
 「娘が韓国、韓国って」
 と言うが、私の周りは誰もそんな事言ってない。ネットでもやたらと『韓国ファッション』なんてタグが並ぶが(最近は中国もあるらしい)、どうもマスコミのゴリ押しにしか感じない。
 流行を『肌で感じない』のだ。

 高校時代、TVで『今女子高生に人気!』なんて取り上げられてる物は既に自分たちの間では『もう誰もしてねぇよ』だった。SNSもない時代に。誰か芸能人の真似をしているわけではない。好きな物を択びとって飽きたら離れて、新陳代謝が活発だった。

 『仕組まれた自由に誰も気付かずに(卒業/尾崎豊)』。流行もまぁ作り手が仕組んでいる。私の会社(アパレル)にも『2024S/S Collection』というポスターが貼ってある。

 ギャル文化が好きだった。元気な彼女たちが好きだった。『これが好き!』を身に着けていたように思う。ミニスカート、厚底ブーツ、ルーズソックス。『自由』に見えた。でも、その実は結構『形』に囚われてたのかな。でもあれは確かに『時代』だった。私も苦労してつけまつ毛を重ね付けしたりしたよ。

 『きっとみんな一人になるとたまらなく怖くて肩書とかブームに寄り掛かるのか(Feelin’Alone/V6)』
 誰かと一緒、は安心だ。身に纏う物だけでなく、推し活とか。行動全般。でも自分の『好き』に従って一人で動くのは気軽だ。
 『自由になる事って孤独にもなる事❓』と元光GENJIの佐藤アツヒロさんが歌ってた(タイトル失念)。囚われるのと解き放たれるのと、両方を取ることはできない。相反するから。

 地下鉄に日々乗り、スマホをいじりながらいろんな世代の女性のファッションを観察する。『服を交換してくれ』と言われたら全身で抵抗したいと思う。つまらぬ。
 調べたら、『流行』と『人気』は違うらしい。自己表現をしたい人が選ぶのが流行で、大多数が安心して選ぶのが人気、らしいよ。
 なるほど。私の服は万人受けはしない。『痛い』と思われているかもしれない。でも好きな物は好きなんだ。つまらない服を着るくらいなら孤独でも構わない。『あの時代を生きた』と黒歴史を作りながら生きていきたいと私は思うよ。

 アイドルの切り抜きを持って美容院に行った時代から、読モの着た服が売れる時代を経て、インフルエンサーのコラボ服が売られる時代に。『憧れ』よりも『身近さ』が人気を集めているように感じる。『スーパーモデル』は、『カリスマ』はどこへ行った。

 自分の身に纏う物は自分を表現するもの。だから本当の『好き』を身に纏って満たされたい。本当に『数多ある中から選び取った』服だけ着ていたい。

 自信はあるんだ。私が『いいなぁ』と思う服はいつだって値段を見るとお高いのだ。それってきっと『お目が高い』のだ。はぁ。作り手の想いがお値段でもあると思うよ。まぁ明らかに『長い時期着られないな』と思う服はしまむらとかで、買うとして(昨日3着買ってしまった)。
 マイブーム、イズミー。そこまで言えたらいいな。そこまで強い鎧を纏えたら、すごくいいなと思う。
 あー、Y2Kファッション、いいな~。

star今日よかったこと♪

おはよう。マスカラつけ忘れによくぞ気付いた。そしてダイエット開始。頑張り過ぎずに痩せようね。ウエストが、ヤバい。これじゃトレンドどころじゃない。自社製品のサックスブルーのシャツに淡いデニムのスカートがよく合ってると思う。外は雨。服だけでも明るくいこう。お腹空いた。これ打ったらパン食べようねぇ。そしてここに1000文字じゃ書き切れない思いをぶつけるノートを持って会社に行こう。

favorite読んでくれた人へのメッセージ

お読みくださり有難うございます。SNS上のブームなんて1週間くらいで誰も言葉にしなくなると思います。そのスピード感が商品化に間に合わずこれといった流行を生まない原因になってるのかなと今思いました。人から浮いて誰かに気付いてもらうか、無難な服を着て集団に紛れるか、どっちも心を守る行動。間違いはないと思いますよ。大事な事はいつだって『自分で選ぶ』ことだと思うのです。何事も。

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