ちーの日記『寂しい』

 疲れました。
 寂しいです。

 昨日、髪をブリーチしました。
 もう私を止める人はいません。咎める人もいません。
 『紅に染まったこの俺を慰める奴はもういない』です。紅です。Xです。
 友にメールしても返ってきた言葉は『きれいに色抜けるといいねー』でした。

 ブリーチ剤塗りながら、そして待ってる間、ワクワク感なんてありませんでした。
 『どんな色になるんだろう。どんな顔して会社行けばいいかな…。普通にいつもみたいに行けばいいか…どうせ誰にも何も言われない…もうどうなってもいいや…』
 でした。

 お風呂でブリーチ剤を洗い流して、短い毛先を引っ張って見てみました。うわぁ、オレンジ。もう引き返せない。

 お風呂から上がって鏡を見ると、案の定、成人式で暴れる田舎のヤンキーみたいな自分がそこにいました(アラフィフ)。

 さて、どうしようかねぇ。

 どうしようもないのだ。やっちゃった事には自分で落とし前つけるのが大人なのだ。

 オシャレして自己表現して自分を上げるつもりがダサくなって落ちてる自分。
 いや、今の自分だったら何をしても気持ちは上がらない。

 寂しいのだ。ほんとは誰かと他愛もない話で笑いたいのだ。下らない事で時間を無駄にしたいのだ。お花見だって行きたかった。独りじゃなくて誰かと「キレイだねぇ」って思ってもいない事を言いたかった。声を出したいのだ。『おはようございます』『お先に失礼します』以外の言葉を発したいのだ。

 なんで、なんで生きてるのかな。私の人生なんだったのかな。

 誰か助けて、って叫びたい。でも『誰か』はいない。

 心が疲れている。くたくたに疲れている。それでも残酷に心臓は動き続ける。こんな事考えるなんて。3㎜程の虫だって、人に見つかれば命を守ろうと逃げるのに。

 こんなんでごめんなさい。生きててごめんなさい。二酸化炭素吐いて空気汚してごめんなさい。

 本当に、本当にもう辛いです。どうしていいかわからない。
 生きる事から逃げ出したい。でもできない。すればいいのに。出来ない。苦しいです。

 昨日『明日はピンクの服が着たいな』と思った。だからせめてピンクのスウェットを着て、ゴミ出しに出た。寒い。ピンクに心浮かれない。

 もう本当に泡みたいに消えたいです。パチンと。

star今日よかったこと♪

何も褒められない。ただ、ただ、時間が去るのを待ってただけだもの。

favorite読んでくれた人へのメッセージ

ごめんなさい。こんなで。

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