ちーの日記『名前という呪い。』

 なんだかとても縁起の良さそうな苗字の方が、凄惨な事件に巻き込まれて連日報道されています。被害者の方々がお店を出されていたのは私の職場の近くです。いろいろ気になります。

 まぁ苗字は生まれた時ついてるものだから、女性の場合結婚して変わったりするけど(今は『夫婦別姓』という選択肢もあるようだけどうちの親は「そんなの上手く行きっこない」と言う古い脳の人でした)、まぁ、長い間自分を表すものです。宅配便来たら、サインしたり。メアドに組み込んだり、会社の座席表とか。私は平凡な苗字なので、職場の同じ部署に2人います。

 で、苗字はさておいて、前の職場。障害者向けのNPO法人で働いていた時の事。
 私は利用者さんの個人情報を入力する仕事を任されていました。自分で言うのもナンだけど、タイピング速い方なので。棚一つを占めていたハガキ、私が勤務してた4か月間の間に全部入力終わりました。
 うん。障害者向けのNPOだから、利用する人は障害を持つ人とそのご家族。
 名前を入力していると、名前に込められた親御さんの気持ち、期待みたいなのがにじみ出てきてしんどかった。
 『そんな、そんな素敵な名前つけたけど、障害者になっちゃうんだよ…』
 みたいな。

 人は自分の子どもが生まれた時、いろいろ子どもの将来に思いを馳せて名前を付けますよね。私はいつも明るい子に育つようにと名付けたそうです。いや、双極性障害で安定してないし。苗字の画数が良くないので、「将来結婚してどんな苗字になってもいい名前にしよう」と祖母と姓名判断の本を調べて名付けたそうです。いや、独身だし。

 入力しながら、『親の期待って重たいよなぁ…』なんて思ってました。呪いだよ。呪文。今も、さっき書いたようにニュース見ると『立派な名前つけてもらったのにねぇ』なんて思う時もあります。私の年齢になるとつくづく『人生の内で若いと呼ばれる時間は一瞬』と思うので、老後が心配になる名前もあります(余計な心配)。いわゆるキラキラネームの子たちも歳をとる。まぁ、それが普通の時代になるのかもしれないけど。すっかりキクとかトラとかいう名前の女性を見なくなったように。

 私の母の兄妹(7人)には全員『喜』という字がついている。喜ばしい人生だっただろうかは本人のみぞ知る。
 中国、台湾辺りの女の子は、日本では女の子の名前にまずつけないような文字が使われてて面白い。雷とか、嵐とか。勝手に「…男いたっけ❓」と思ったら女性だったりする。

 『名前負け』という言葉があるように、名前の重さでつぶれそうな人もいるよ。私の知ってる人にオオタニヨウヘイという人がいる。これは名付けた時には予測してなかった事態だ。

 別に名前通りの人生を生きなくたっていい。親は無責任に先に死ぬ。親の期待に応えなくたっていいのだ。

 とはいえ、一生ついて回るモノなんだよなぁ。外見と一緒で。いや外見は何とか誤魔化せても、なぁ…芸能人ならともかく。名前…。苗字…。従姉が昔通名使ってたけど、元に戻しました。シワシワネームだもんなぁ…。

 モヤる4月の朝でした。

star今日よかったこと♪

昨日、なんとか衣替え終えました‼(完全に終えたかは謎)(圧縮袋余ってる)
そして冷凍庫の霜取り頑張りました‼ 腰痛いし息切れしたよ(霜取り機能なし)。右腕あざだらけ。
よく頑張ったね! タンスにも冷凍庫にもゆとりができたぞ。もっと買えるぞ(やめぃ)。
惑わされずに買うべき物だけ買ってきたのも偉いぞ。結構ブラブラ見て回ったのにねぇ。あと洗濯2回、ちゃんとできました。サッパリ✨

favorite読んでくれた人へのメッセージ

お読みくださり有難うございます。あなたはご自身のお名前、気に入ってますか❓
最近は人気のお名前ランキングを見てもピンとこない昭和生まれですよ。私の名前の没案に母が提案した『正子』というものがありました。却下してくれた父ありがとう(正子さんいたらごめんなさい💦)。理由が「書きやすいから」ってあんまりだ。でもそんないい加減でもいいのかもしれない。その方が気が楽だわ。

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