ちーの日記『犯罪者推しの母』

 昨日チラッと書いた事件、容疑者捕まりましたね。共犯者がいるようで捜査が続けられてますが。

 母が生きてたらなぁ。なんて思います。去年の今頃まだ母は生きてた。母にとって上野は『庭』だ。きっと、ニュースを見て
 「どんな犯人だろうね‼ 顔見たいね‼」(同意を求めるな)
 と言ったと思います。事件が起きるたび母はこんなでした。

 毎日テレビの前に座ってはワイドショーとサスペンスを見てた母。
 Amazonで昭和の犯罪がいっぱい載ってる本を買ってあげたらボロボロになるまで毎晩読んで、名前書いて入院先まで持って行った(名前書かんでも)。そんななので逆に怖がりで、私の帰りが遅くなると懐中電灯を持ってアパートの前に立っていた。

 特に好きなのが(不謹慎)『三億円事件』『吉展ちゃん誘拐事件』『福田和子事件』辺りだったかな。大金が強奪されると「もっとやれもっとやれ!」と興奮して父に叱られていたっけ。逃亡犯はみんな「逃がしてあげたいね」(だから同意を求めるな)と言ってた。

 昔のTVは今よりもっと下世話だった。犯罪者はおろか、被害者にすら人権はないかのような報じられ方。航空機事故の犠牲者の遺族に「どのようなお気持ちですか❓」と詰め寄る動画をYoutubeで見て結構びっくりした。マスゴミという言葉もすっかり馴染んでるが、昔の方がもっと塵屑だった。今のワイドショーのようなほのぼの感は、ない。芸能人の豪邸を空撮とかもあった。ひでぇ。

 母は「女子刑務所」モノも好きだったなぁ。よく父に「懐かしいのか」と嫌味を言われていた🤣 母だって私が交番に駆け込みでもしたら塀の向こうの人だったかもしれないのだ。駆け込まなかったのは母の不在の重さを既に予感していたからかもしれない。

 ニュースで報じられるのは、『一線を越えてしまった』人たち。道を踏み外したというよりは、行動に出てしまった、と思うのだ。きっと心の中にみんな抱えてる『悪い心』を、解き放っちゃった人たち。母はそんな人たちに自分の鬱屈を乗せて冒険していたのかもしれないなぁ。物語の悪役ばかり好きになる性癖の子がいるように(鬼滅のさぁ、鬼だけのオンラインくじがあるんだよ)。

 まぁそんな母と暮らしてたので、私も平成の事件には結構詳しくて友に「知らなかった」と驚かれることもしばしば。さっきの本だって一通り目を通してから母に渡した🤣

 犯罪当事者にギリならないで済んだ母。平々凡々サザエさん(母の好物)のように専業主婦で終えた人生。向こうの世界でも他人のスリルとサスペンスを求めていそうでちょっと心配。まぁいいか。

star今日できたこと♪

なんかかったるいけど起きてる。メイクした。偉い。今日は服も事故ってない、はず。昨夜は暑くて寝苦しくてTシャツに毛布1枚で寝たら、途中で寒くて目が覚めたね。『ちょうどいい』がない日々。体調崩さないように過ごしたいね。雨らしいし。新しい傘欲しいよねぇ。今の傘は一目惚れだったけど変色してきてしまった。今度ご褒美に買おうねぇ。いつになるやらだけど。

favorite読んでくれた人へのメッセージ

お読みくださり有難うございます。胸糞悪い日記だったかもしれないです…。ごめんなさい。まぁこういう人もいるんです。そしてそういう人に育てられました。私はギャンブルしないしよそ様を傷つけるくらいなら自分が死にたいと思うんですが。はぁ、そういう『向こう側』に行かないように、今日も地道に会社行ってきます。弁当持って。地道。

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