結城の日記『はなことば』

泥にわざと突っ込んで、息できないのに笑っちゃう。
溺れる男にあなたは優しく
「強い人だ」と呟いた。

ハナミズキの後姿に、「永遠でしょ」と異議をしよう。
僕は真顔で見つめるよ。
明日は一緒に眼科行こう。

あんな桜を見るくらいなら、嘘つきでいいから白旗をあげたかった。

名もなき花が輝をまってる。
来ないと枯れてしまうからはやくきてくれ。
渚の香りに吸い込まれて、日記がどんどん破かれる。
あのくまさんも、君の手紙も、指の約束も、この気持ちも。

ひまわりは枯れたよ。
君にとって最高のハッピーエンド!

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