結城の日記『想像』

唐突な雷雨が、空を駆け抜ける。
去るのも早いが、降るのも早い。

僕はそれを輝かせながら見つめていた。

君のなりたいものは、雷から産まれる。
なぜなら、夢を描くのは一瞬で充分だからだ。
むしろ、瞬間で描けないものは憧れではないだろう。

落ちるのは、それだけでいい。
あとは、描くように昇るだけ。

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