ちーの日記『アップデート』

 昨日ちらっと広島の原爆の話を書いたのち、その『音』を聞いたという祖母の実家が気になって、ググってみた

 大体どの辺かわかればいいやと思っていた
 地名と旧姓と業種だけを頼りに調べたらなんとまぁ、
 祖母の実家は立派な株式会社になっていて事業所も2つ構えていた…ちょっとしたファミリーヒストリーだった…ちょっと感動した…創業120周年だって…
 父があの日遊びに行っただろう小川もなんかそれっぽいのがあった…

 父は男尊女卑がひどかった…というか、父から『男である』ことを奪ったら何も誇れなかったのではないのかと思う
 平気で私に「女の子は男の言う事素直に”はい、はい”って聞いてりゃ幸せになれるんだよ」とか言うような人だった

 なんでそういう考えだったのか、と考えると、今度は祖父の存在が大きかったと思う(あと時代)
 父の生まれた戦前は物理的な『力』がモノを言った時代で、祖父は軍人…それも一個連隊を任されてるようなちょっと偉い人だった
 毎朝部下が馬車を連れて迎えに来た(昭和です) まだ穏やかだった頃基地で運動会が開かれ、家族が招待された 幼かった父は馬車に乗り、隣に座る祖父の鼻の穴が照れくさそうに膨らむのを見たと言う
 その頃女性は『銃後』と呼ばれる『非戦闘員』まぁ鬼滅で言えば良くて隠みたいなもんだ

 やがて敗戦
 職業軍人だった祖父は職を失い、侮蔑していた中国人から教わった手品を子どもたちに披露して小銭を稼ぎつつ就活し直し、のちにこれまた斜陽になる製鉄所に就職する
 それをずっと祖母は内職をして(父も手伝ったらしい)支えていた…

 男性は物理的に力はあると思うけど、女性の方が芯は強いのではないかと思う

 それでも父の『男だから強い、偉い』が揺らがなかったのは嫁に迎えた私の母にも問題があったように思う
 母はまぁ、自分は外で働かず、人の稼いだお金で暮らしていきたい人🤣
 『男は外で稼いでらっしゃい あたいは家のことで忙しいの』
 ちゃっかりしているのだが、父とは考え方の凹凸がパズルのようにピタッと合ったのだ
 家事はちゃんとやってましたよ母…梅干し作ったりもしてた…夏休みは文句言いつつ三食用意してくれたし毎日洗濯してた
 それでも父は昼寝する母に「だらしないみっともない怠け者…俺のおふくろは誰より早く起きて遅く寝て…」と文句を言った…

 さて、そんな二人も天に召された令和の世ですよ
 アップデートできない人たちはどんどん淘汰されてってるなぁと思う
 物理的な力を必要とされる仕事をしてる人が鼻の穴を膨らませてる時代じゃない…そういう仕事は賃金を安く扱える人に回されている…円高の頃は建築現場などほぼ外国人だった
 今、男性の何が必要とされてるのだろうかと思う…子供は産めないしそのくせ威張りたがるし図体デカくて場所をとる…そして夏は体臭がきつい(ひどい言いようだが本当にそう思うのだ)
 昨日は連続放火とか警察署への迷惑電話とかで60代の男性が2人捕まったと聞いた…何してんのさ…
 『俺は男だ、偉いはずなのだ』そんな鬱屈が溜まってるんだろなぁとしか、思えなかった

 前述の祖母の実家は文房具店
 文具店もデジタル時代で苦境に立たされてると思うが、遠い子孫はうまくやってるようで、PCやオフィス向けウォーターサーバーなんかも扱って地域の信頼を得ているようだ

 時代に合わせて、現状に合わせて、水のようにしなやかに形を変えて生き残っていく
 『水のようにしなやかに』
 この言葉は男性的か、女性的か…ACのCMみたいになってきたところで終わります

star今日よかったこと♪

昨日、会社行って、係長に事情話して、励まされて、買い物して帰宅
疲れて絵の続きは進まなかったけど、何事もなかったかのように日常が戻ってきた 勝利🌟
古紙回収も出してきた
今日はメンクリ、薬剤師さんとヒロアカの話でもしようかね(私知らないんだけど)
あまり暑くなりませんように
美味しいもの食べて今日を生きよう

favorite読んでくれた人へのメッセージ

お読みくださり有難うございます💖
『虎に翼』最初は女性の置かれる立場がひどすぎて観てられなかったんですが、最近マシになってちゃんと観ています…『はて』と思った事を掘り下げて考えてみるの、本当に大切なことだと思います…自分の中の違和感を無視しない…それは自分だけに出来ることですね

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