Kikiの日記『わかってくれる人は、絶対にいる』
visibility90 edit2024.10.05

近所にある公民館のような施設で、「両生類と爬虫類の多様性 (Exploring Amphibian and Reptile Diversity)」というテーマの講演を聞いてきた。
学校の保護者向けのメンタルヘルス講座は昨年受けたけれど、こういった市民講座は初めてで、ドキドキした。
ココトモで相談にのってくださった方が、大人になってから大学で学ぼうと決めたと話してくれて、素敵だなぁと思っていたタイミングで、このイベントを知った。
勢いで申し込み🖱️
どうせ受けるなら、良い影響がいい✨
対象年齢は10歳以上。大人ひとりで来ているのは私だけ。アジア人も私ひとり。
明らかなコンフォートゾーン外。アウェイだし、マイノリティ極まりない。
でも、本当に行って良かった。
スクリーンの前には、ホルマリン漬けにされたヘビやトカゲやカエルの標本がずらり。
最前列に座った子どもたちからひっきりなしに質問があがり、それに泰然と答え、笑いまでとっちゃう講師。
その攻防にひたすら圧倒。私の受けてきた教育とは全然違う。でもすごく素敵な時間で。
Herpetologyなんて専門用語はわからないけれど、興味のある分野だからなんとか理解できた。
子どもたちに混ざって質問することはさすがにできなかったけど、終わった後に勇気を振り絞って聞きに行った。
庭で良く見かけるトカゲの写真を見せて、これはなんていう種類ですか?と。
“Texas spiny lizard”という種類だと教えてもらった。
来てくれてありがとう、興味を持ってくれてうれしい、とも。ヘビを片手に満面の笑みが印象的だった。
質問するだけでものすごく緊張したし、たった1時間、英語で話を聴いていただけなのに、ものすごく疲れた。
いつも学校や職場でがんばっている家族のことを改めて尊敬。
せめて家では労おうと思った。
イベントの終盤には“DANGER☠️”と書かれた真っ赤な蓋付きのバケツから、講師のペットである巨大なヘビが出てきて、間近で見せてもらえた。
Brazilian rainbow boaという種類だそう。
猫派・犬派があるように、先生は特に「ヘビ派」みたいだった。(私はトカゲ派、推しはガイアナカイマン。)
ガラス越しでないヘビの迫力と美しさに興奮。
誰ひとり嫌がる人もいなくて、”She’s very pretty!”とか言いながら触っている世界線。
とにかくその場にいた全員の熱量が高くて。同じものを好き同士の不思議な一体感。
この感覚、前にも味わったことがある…何だろう?
と考えてみたら、当事者会(自助会)に参加した時と同じだ!と気がついた。
私の知る限り、周りに爬虫類好きはそうそういない。(家族を除く)
でも、広い世界を探したら、絶対に同士がいるんだ!ってことを知った時の、安心感と喜び。
発達特性とか、メンタル疾患とか、傷ついた経験とか、「どうして私だけ…」と思っている間は本当につらいけど、その分気持ちを共有できる人に出会えた時の「ひとりじゃなかった!」というカタルシス。
レアであればあるほど、その振り幅は大きい。
異国でたまたま会えた日本人に会えた時だってうれしいし、そう考えたらマイノリティも悪くない。
これだけ人間がいるんだから、同じような気持ちの人は絶対にいる、と思う。
だから、視界を広げていこう、と思った話。
今日よかったこと♪
・勇気を出して、初めての場に参加した。
・疲れていたけど、湯船に浸かった🛁
・寝室に携帯を持ち込まなかった→8時間近くぐっすり眠れた🌌
読んでくれた人へのメッセージ
読んでくださってありがとうございます🪻
まぁ、なんとか今日もやっていきましょう。
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