さくらの日記『週に一度の、静かなメモ #10』

ミニマリストに憧れて、断捨離をしていた時期がありました。

使っていないものを手放すところから始まり、
やがて「なくても困らないもの」まで減らすようになりました。

炊飯器も手放しました。
お米は鍋で炊けるから。

6畳のワンルームは、驚くほど広く感じられるようになりました。

それは、たしかに気持ちがよかった。

でも、ふと気づいたんです。

部屋の色は、壁の白と床の茶色だけ。
そこに「私らしさ」は、ほとんど残っていませんでした。

あれがないと不便だな、とか
これがあったら少し嬉しいな、とか。

そんな小さな“余白”まで手放してしまっていたのかもしれません。

無駄にしないこと。
大切にすること。

その価値観に惹かれていたはずなのに、
どこか寂しくなってしまいました。

ミニマリストを目指した時間は、
「減らすこと」よりも、

本当に必要なものは何か、
を考える時間だったのかもしれません。

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