しのだの森ホスピタル

star主な特徴

  1. ホリスティック医療

    ホリスティックは「全体」という意味を表すラテン語で、健康を表すHealthという英語もHolisticに由来するといわれています。
    ホリスティック医療では、個々の患者さまを身体的、精神的、社会的、霊的な存在とみなして、どの方面からも偏ることなくそれぞれアプローチしていき、その調和を図るという特徴があります。

    身体の症状、精神の症状を診て社会面からの調整を図るということはどこの医療機関でも行っていることですが、霊的な方面からのアプローチというのはあまり実践されていないものです。

    霊的はスピリチュアリティと同義であり、皆さまにはスピリチュアルなものといった方がわかりやすいかもしれません。ですが、決して宗教的な場面で用いる霊を意味するものではありません。スピリチュアリティは「命」、「魂」という意味を持つスピリットの概念を指す言葉です。

    このスピリチュアリティをホリスティック医療では、「魂」から転じて「その人の本質」と意味づけていますが、これはとても難しい概念です。当院では「自分らしさや自分の尊厳の回復した状態なんだよ」と患者さまに説明するようにしています。

    ホリスティック医療では、このような目に見えない力をとても大事に考えており、これを自然治癒力、自己治癒力と規定しています。要するに、患者さま自身の中に病気に打ち克とうとする力が働き、病気は治癒するという考え方です。この考えに沿えば、患者さまの中の回復しようとする力、すなわち自然治癒力を引き出すお手伝いをすることこそが、我々医療者の仕事ということになります。

    病気から治っていくのは患者さま自身であり、治療の主役はあくまで患者さまであるという考えのもと、当院では個々のニードに合わせた支援を行っていきます。

    〔ホリスティック医療の定義〕
    ①ホリスティック(全体)な健康観に立脚する。
    ②自然治癒力を癒しの原点におく。
    ③患者が自ら癒し、治療者は援助する。
    ④様々な治療法を選択・統合し、最も適切な治療を行う。
    ⑤病の深い意味に気付き自己実現を目指す。

  2. 治療のゴールは「自発的幸福の獲得」

    「心の病は薬を飲めば解決するのか?」
    こういう疑問を持たれている方は結構多いと思います。
    従来の西洋医学では、原因や症状に直接作用する薬物を投与することで病気からの回復を図る手法がとられてきました。皆さまも、風邪をひけば風邪薬、胃の具合が悪くなれば胃腸薬を何の抵抗もなく服用すると思います。しかし、よく考えてみてください。病気を治しているのは本当に薬の力だけなのでしょうか。

    当院では薬物も必要に応じ適切に使用しますが、うつ病をはじめとする心の病がそれだけで治るとは決して考えてはいません。自分らしさを取り戻すことこそがうつ病の患者さまには大切であるという考えに基づけば、薬の力ではその方の内面まで変えることができないからです。

    当院が推進しているホリスティック医療では、治療のゴールを「自発的幸福の獲得」と定義しています。我々が普段願う幸福は、「給料を増やしたい」などその時の状況や他者と比べての優越感で発生する一時なものが多いですが、これらは永続してその人の心を癒し続けるものではありません。自発的幸福とは、文字通りその人の内面から自然に湧き出てくるものであり、その時の状況や運、不運に左右されないものです。

    それでは、この自発的幸福はどうすれば獲得できるのでしょうか。ホリスティック医療では、自発的幸福に至る心的境地を「知足」(足るを知るのこころ)という言葉で表現しています。知足とは、「自分はこれでいいんだ」「満ち足りているんだ」と自然に思えることです。したがって、ありのままの自分を認めて許せる自尊感情をしっかり持てることこそが、真の自発的幸福には重要なのだと考えられます。

    また、真の自発的幸福は「ウェルビイング」などとも呼ばれており、マスコミなどにも一時よく取り上げられました。ウェルビイング(well-being)は、直訳するとより良く生きるということです。

    これらを踏まえ当院では、治療の最終ゴールは、一人一人が自己実現を果たし、自分を認め、より良く生きていく、つまり真の自発的幸福を得ることにあると考えております。

  3. リワーク

    リワークプログラム(復職支援プログラム)とは、精神的不調者を対象とする、職場復帰に向けた専門的リハビリプログラムです。
    リワークでは様々な活動を通じて、体力・体調の回復だけでなく、日中の生活リズムの安定やコミュニケーション能力、ストレスへの対処、注意力・集中力の向上などを目指します。
    また、同じように休職している方たちやスタッフとの会話を重ねることで、職場復帰の準備と並行して、復職後に再休職しないための予防策を探っていきます。

    休職者が自宅療養を経ていきなり復職をするのはハードルが高く、そのギャップにつまづき、再休職に至るケースが多く見受けられます。リワークをはさんで自宅療養と復職のギャップを無理なく越えられるようリハビリすることで、スムーズな復職、そして復職後の安定した就労へと繋げていくことができます。

    以下のような悩みを持つ方は、ぜひ一度リワークをご検討ください
    ・休職中(離職中)の過ごし方がわからない
    ・体調や生活リズム、作業能力が整わず、復職(再就職)の見通しが立たない
    ・復職(再就職)しても再び体調が悪化してしまいそうで不安だ
    ・一度復職したが、再び休職になってしまった
    ・同じような境遇の人たちと話がしたい
    ・今後の生き方や働き方について検討したい など

  4. 作業療法

    入院中の回復過程や個々のペースに合わせ、
    様々な活動を提案いたします。
    作業療法では、入院生活に物足りなさを感じて、「何をしていいかわからない」といった過程で病棟の中をはじめ、作業療法棟、小講堂など、様々な環境で自分に合った活動をしながら自分自身をとりもどすお手伝いをしています。

    01 病棟内プログラム
    休息をとりながら、少しずつ“何かを始めよう”と思えたら、病棟内プログラムで体慣らしをしていきます。

    02 作業療法棟プログラム
    生活空間を離れ、陶芸・手工芸・創作などの“もの作り”を通して、自分らしさを取りもどしていきます。

    03 小講堂プログラム
    広い空間を使って、のびのびと体を動かしながら気持ちを開放したり、体力の維持をはかります。

  5. 訪問看護

    健康的なところを高め、病気も含めた「自分らしさ」を大切にしながら、ご本人とご家族が安心して地域生活が送れるよう、訪問看護スタッフがお手伝いいたします。

    〔訪問看護の支援内容〕
    01 健康的な生活・療養生活への支援
    ・健康的な生活リズム・生活習慣を身に付ける
    ・病状への対処
    ・診察での医師への相談の仕方
    02 服薬についての支援
    ・安定的な服薬
    ・適切な頓服薬の服用
    ・副作用への対処
    03 生活の自立や社会復帰についての支援
    ・コミュニケーションの取り方や対人関係の持ち方
    ・社会資源の活用の仕方
    ・「○○ができるようになりたい」への支援
    04 家族関係への支援
    ・病気の症状の受け止め方の整理
    ・具体的な関わり方を見つける
    ・訪問看護のご利用方

event_note診療時間

時間
9:30-12:30
14:00-17:00
受付は9:00~16:00

location_on住所・アクセス

住所 〒276-0004
千葉県八千代市島田台1212
アクセス・行き方 (当院の無料シャトルバス)
・東葉高速鉄道八千代緑が丘駅(北口「千葉レインボーバス4番乗り場」付近より乗車、所要時間15分)
・京成本線勝田台駅(北口ロータリー側 タクシー乗り場・東洋バス乗り場の先の横断歩道を渡った付近で乗車、所要時間20分。時間帯によっては乗車位置が変更となる可能性あり。詳しくはHP参照。)
・京成成田スカイアクセス線千葉ニュータウン駅(南口自転車駐車場前付近より乗車、所要時間30分)
(バス)
東葉高速鉄道八千代緑が丘駅より、千葉レインボーバス「船尾車庫」行き、または「木下駅」行き15分、「行々林(オドロバヤシ)入口」下車徒歩5分
(車)
・船橋市、印西市、白井市、佐倉市から15分
・東関東自動車道から千葉北ICを出て国道16号(八千代方面)を進み約30分
※当院の敷地内に無料駐車場多数あり。

school院長紹介

院長:信田 広晶

〔皆さまの心のオアシスとなる病院を目指して〕

しのだの森ホスピタルにようこそ。当院は、緑豊かな公園都市、八千代の地に位置する心の専門病院です。都心より30キロ圏内にありながら、都会の喧騒をまったく感じさせない静かな森。その中で私たちは、日々皆さまの心のケアをさせていただいております。

IT化が進み、昼夜の別なく情報にあふれる現代文明は、私たち人間に便利な生活をもたらしましたが、その代償として一番大切な体のリズムを奪ってしまいました。

体のリズムは私たちの健康を形成する大切なものです。それを失うと体のバランスが崩れ、免疫力が落ち、体は冷え切り、エネルギーが枯渇していきます。その結果として現代人は、うつ病などの心の病やガン、アレルギー疾患などの体の病にかかりやすくなっているように感じます。

心身のリズムを崩した私たちに今必要なもの、それは“癒し”ではないかと考えます。ゆったりとした時間の流れに身をまかせ、傷ついた心と体をオーバーホールできる場所こそが、現代人には必要なのではないでしょうか。私は当院を、そのような癒しの場にしたいと思っております。

病院を意味するホスピタルという言葉は、「もてなし」を意味するホスピタリティーが由来です。その名の通り、暖かく迎えもてなすことで皆さまの心のオアシスになれるよう、スタッフ一同日々精進してまいります。

心が風邪をひいたかなと思ったら、ぜひ当院のドアを叩いてみてください。

経歴

《資格》
精神保健指定医
日本精神神経学会認定医
指導医
行動療法士

《所属団体》
日本精神神経学会
日本うつ病学会(双極性障害委員)
日本認知・行動療法学会
日本ホリスティック医学協会
日本不安障害学会
日本催眠療法学会(評議員)

home基本情報

施設名 しのだの森ホスピタル
診療科目
  • 心療内科
  • 精神科
対応疾患
  • うつ病
  • 統合失調症
  • 睡眠障害
  • 不安障害
  • 発達障害
アピール
  • 土曜診療
  • 祝日診療
  • 完全予約制
  • 女性医師在籍
  • 駐車場有
電話番号 0474882218
住所 〒276-0004
千葉県八千代市島田台1212
HP https://www.sinodanomori.or.jp/
ブログ 無し
SNS 無し

questionよくある質問

  • ・新規の方
    当院は予約制ですので、後日の予約を取り直して頂き、当日はお帰り頂 いております。
    ・かかりつけの方
    まずはお電話ください。当日の診察状況等お知らせいたします。

  • 当院の無料駐車場をお使いください。

  • 可能です。お気軽にご相談ください。

  • ございません。各個人と組合とのやり取りになりますので、各事業所に知られる事はありません。

  • 病気ごとに違いがあります。

  • 参加は可能です。まずはかかりつけの主治医に相談頂き、その後当院にご相談ください。

  • ご家族様等が医師と面談を希望される場合も事前予約が必要です。
    希望される方は、直接医師にお申し出頂くかお電話にて予約をお取りください。
    また、医師相談料として別途費用がかかりますので予めご了承ください。

  • うつ病はこころの風邪で、とてもありふれた病気なので、当院では多くの方が来られております。特殊なものではありません。気になる症状があれば一度ご相談ください。

  • うつ病の治療開始は早ければ早いほど効果的です。気になる症状があれば一度ご相談ください。

  • もちろん可能です。

  • 医師をはじめとして、医療従事者には守秘義務があります。院外に個人情報が漏れることはありませんのでご安心ください。

  • 自分では気づかないうちにうつ病になっている事もありますので、気になる症状があれば一度ご相談ください。

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