ああああ

たびたび、自分が本当に生きているのか分からなくなる時がある。

たとえば、話しかけられても反応できなかったり
たとえば、自分の顔も声も分からなくなったり
たとえば、自分の考えていることが分からなくなったり

これを人は隔離障害というらしい。
医者にも言われた。

でもね、
自分だって他人だし、
自分だって人間だし、
自分だって裏切ってくるんだ。

わからなくて当然。

でも……なんでだろう
他人のことがわからなくてもフワフワしないのに
自分が分からないとフワフワするんだ
頭も
心も
まるで何かが足らないと訴えるように
フワフワ、フワフワ。

嗚呼、不快だな
いやだな
そう思って、自分で自分を切って痛めつけて、
やっと得られる『実感』。
生きている感覚を引き戻すのは、危機的状況じゃなくて、物理的な痛みだ。

切るなら柔らかいところがいい。
血は面倒だから出ないように。
新しく鋭い刃より古い切れ味の悪いものがいい。
ただただ、不快感を拭うように
浅く、何度も何度も

そしてお風呂に入って綺麗にするんだ。
不純物を全て流すように
要らないものを全て流すように
念入りに、念入りに。

少しは綺麗になれただろうか
少しは元通りになれただろうか
少しは、周りの人間と同じ形に見えるだろうか

醜い
汚い
わたしは、ただのでかい生ゴミでしかないのに

あわれだなぁ