まいけるさん、こんばんわ。
ご丁寧な返信と、現状について詳しく教えてくださりありがとうございます!
まずは、ここまでご自身で考えて、情報を集めて、行動されている姿に改めて感銘を受けました。
障がいのある状況下で、日々前向きに一歩一歩進まれている姿勢、本当にすごいと思います。
ToDoアプリを自分で作って使ってみたり、エンジニアにアドバイスを貰ったり、試行錯誤しながら積極的に行動できているため、エンジニアとしての素養を強く感じます。
いただいた内容、すべて読ませていただきました。そのうえで、僕の経験や業界の現状をふまえて、いくつか追加でお話しさせてください。
①「ヘルプデスク→エンジニア」の道筋について
ご自身でロードマップを描かれているのは素晴らしいです!
ただ、あくまで個人的な意見としてお伝えすると、未経験からエンジニアを目指すなら、ヘルプデスクよりSES(客先常駐型の開発会社)の方が近道になることが多いです。
理由は大きく2つです:
・求人の数が圧倒的に違う
IT業界の求人の6~8割はSES企業。未経験OKの募集も多く、希望に合う企業に出会える可能性が高いです。
一方、ヘルプデスクは比較的求人数が少なく、開発とは少し方向性が異なります。
・開発経験が積みにくい
ヘルプデスクの業務は、どちらかといえば保守やユーザーサポート寄り。プログラミングに触れる機会が少なく、開発スキルの伸びが限定的です。
SES企業でも、リモートワーク可能な案件が多いです。私の経験した案件でもフルリモートの案件があります。
「障がい者雇用」に限定せず、「配慮が必要な事情がある」と伝えるだけでも対応してくれる企業はありますので、選択肢として一度考えてみてもよいかもしれません。
SESと聞くとネガティブなイメージもあるかもしれませんが、企業によって全く環境が違うので、信頼できるエージェント経由で条件を見極めると良いかと思います。
②転職エージェントについて
3ヶ月前からしか利用できないとのことですが、それはあくまで一部のエージェントのルールです。
実際には「就職時期未定でも登録・相談OK」というエージェントも存在します。
複数登録するのが一般的なので、あまり一社にこだわらずに色々試してみるのがおすすめです。
たとえば、「ワークポート」「ウズキャリ」「LITALICOワークス」などは、障がい者就労にも柔軟だったり、未経験のIT志望に強かったりするので候補に入るかもしれません。
長期化したりしても、罰金等は発生せず、恐らく連絡が自然消滅するなどする程度だと思われますので気軽に登録・相談してはいかがでしょうか?
③ポートフォリオについて
ポートフォリオ作成を頑張られているとのことで、本当に素晴らしいです!
僕も未経験の頃、プログラミングスクールで複数作成しました。
ただ、正直なところ、未経験での就職活動においてポートフォリオがどれくらい効果があるかは企業によってまちまちです。
書類選考の段階でURLまできちんと見てくれるかどうか…実は不明なケースも多く、「資格」などのように一目でわかる成果物に比べて、アピール力にムラが出やすい印象です。
他の応募者と差別化できるほどのポートフォリオを未経験者が数か月で作成するのもなかなか難しいのも現実です。
ただし、自分のスキルを整理したり、達成感を得たり、質問対応で説明できる材料になるという意味では、大きな価値があります。
なので、引き続き楽しみながら進めていくのが良いと思います!
④ オープンソースコミュニティについて
ご興味を持たれているのはとても素敵です!
ですが、率直にお伝えすると、オープンソースへの貢献は、現時点では少しハードルが高いかもしれません。
コードの規模も大きく、事前知識がないと何がどう動いているのか理解するだけでも一苦労です。(正直僕もオープンソースについては大半わからないです・・・)
その分、途中で挫折してしまうケースも多いんです。
「ある程度開発経験を積んだ後にチャレンジする」くらいの方が、得られる学びも多くなると思います。
今は就職活動やプログラミングの基本習得を優先するのが、結果的に効率が良いと思います!
■ ご提案(まとめ)
ここまでをふまえて、僕からの追加提案です:
①SES企業も含めて、求人・エージェントを複数探してみる
一般就労・障がい者雇用どちらでもOK。通所が難しいなら、エージェントとのやり取りがオンライン中心のところを選ぶと良いです。
②プログラミングスクールの活用(特に通学不要なところ)
たとえば、僕が通っていた「テックアカデミー」はリモート完結で、
- ポートフォリオ作成の支援あり
- 24時間チャット質問OK リモートの面談あり(現役エンジニア)
- 就職支援あり
- 卒業生限定のポートフォリオコンテストあり(受賞するとアピールに使える、賞品あり)
といったサポートがあって、結構助かりました。
価格も20万円前後で、比較的安価な部類です。
下記はポートフォリオコンテストの歴代受賞作品です。
https://techacademy.jp/contest
わからないことを積極的に聞き、自分のペースで学んでいける人がエンジニアに向いています。
その点でいえば、まいけるさんはエンジニアに向いていると思います。きっと大丈夫です。
また何か聞きたいことがあれば、気軽に話しかけてくださいね。応援しています!