ボランティア活動の定義とは?4原則と大切にすべきこと
edit2022.05.31 visibility1,566

ボランティア活動というと、多くの人が無償奉仕を思い浮かべると思いますが、ボランティアの中でも有償のものもあります。ではどういったものがボランティアにあたるのか、厳密な定義を理解しているという人は少ないでしょう。今日はそんなボランティア活動の定義についてお話したいと思います。
ボランティアの定義
厚生労働省によると、ボランティアの定義について、明確なものはないとしながらも、以下のように書かれています。
「自発的な意志に基づき他人や社会に貢献する行為」
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/12/dl/s1203-5e_0001.pdf
また、ボランティアの語源ですが、ラテン語で自由意思を意味する「voluntas」(ウォランタス)という言葉から喜びや精神を意味するフランス語「volonte(ボランテ)」となり、そこから「voluntee」(ヴォランティア)になったと言われています。
ちなみに、voluntasとは、カトリックが聖地エルサレムを奪還するために派遣した十字軍の志願兵を意味しているそうで、voloは英語のWiLL(意思)の語源になっているそう。自分の意思でというのは、こういった語源が関係しているのですね。
なおwikipedeiaなどには、聖書の副詞系ウォルンターテが語源になっていると書かれていましたが、聖書の副詞系は、biblicallyであり、ウォルンターテではありません。おそらく下記を参考にしていると思うのですが、聖書ではなく以下の一節が語源になるかと思います。
主題聖句のラテン語は,quoniamexhortationem quidem suscepit sed cum sollicitior esset sua voluntate profectus est a d vos
http://kicc.sub.jp/wp-content/uploads/2016/05/33ddbe942723595e25a1137ecc35bf3c.pdf
ボランティア活動の4原則
ボランティア活動には明確な定義というものはありません。しかし、ボランティア活動で大切にするべき4原則が定められています。
自主性・主体性
ボランティア活動は、誰かにやらされるものではなく自分から積極的に取り組むものであり、主体的に活動に参加するという原則です。自分のやりたいという気持ちが、ボランティア活動の特徴です。
社会性・連帯性
ボランティア活動は、社会貢献活動と密接に結びついています。受益者、提供者が一体感をもちながら、この社会との関係性を深め、共に支え合い、学び合う場所です。
無償性・無給性
ボランティア活動には、有償のものもあります。しかし、金銭は目的とならないのがボランティア活動の特徴です。お金では得ることができない体験や成長、社会との繋がりがボランティアの報酬です。
創造性・先駆性
ボランティア活動は、この社会に対して価値を創造し、目の前にある社会課題を解決する手助けになるものであることが望ましいとされています。自らが主体的に、自由な発想やアイデアを持つことが求められます。
ボランティアの線引きも自分で
ボランティアってなんだろう。例えばボランティアと仕事の境目は?そんな迷いを持つこともあるかもしれませんが、まさしくその線引きを自分ですることも、ボランティア(自由意思)なのかもしれませんね!
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