てるの日記

昨日の夜、久しぶりに外を出歩いた

暗がりの海岸

一人でボーってしてると、浜辺をおじさんが歩いてきて、僕を見て話しかけてきた

英語だった

僕は対面ではスムーズに言葉が出せなくなっていて、えーっと‥ってなったいたら、そのおじさんが「日本人?」って聞いてきた

えーっと‥、あの‥、日本人です‥

すごくゆっくりもっさり、僕は答えた

おじさんは「そっかー、日本人じゃないように見えたー」って言った

暗かったし、外国の人も多いところだし、僕が外国の人に見えたようだった

帰り道、海岸線から家の方に向かっていくごとにだんだん苦しくなっていった

僕は化学物質過敏症で空気の汚れにとても敏感

人や家から漂ってくる日用品のかすかなニオイ

僕にはそれが猛毒で、汚染された海で逃げ場がなく苦しむ魚のように、どうにもできない苦しみを抱えながら生きている

話は変わるけど、今日、僕は本当のところ、いったい何を望んでいるんだろうと考えてみた

人にはいろいろ言う割に、僕自身は自分がいったい何を望んでいるのかが分からない

いったい僕は何したいんだろう? いったい僕は何を望んでいるんだろう?

そう考えた時に、昨夜の出来事が思い出された

暗がりでおじさんが、何の不信感もなく僕に声をかけてきたこと。何も気を使うこともなく、何を気にすることもなく、何の色もなく僕と接してくれたこと

その時、固く閉じた僕の心は、気がつく間もなく開いていた

その帰り道。人気のない自然の空間から、人の生活のある空間へ戻っていく時に体感したこと。その苦しみ

僕のいつもの苦しみは、僕の閉じた心と自然から離れた人の生活からできている

僕はいったい何がしたんんだろう?

普段そう考えた時に、具体的にでてくることは何にもなくて、ただただ苦しさから遠ざかりたい

そういう気持ちだけがそこにあった

今日、あらためてそのことを考えた時に、昨夜の出来事が思い浮かんだ

今の僕に、一人でそこに向かう力はないだろう

じゃあ、今できることは何のか‥

そう考えた時に、出てきたこと

それは、頑張らないことだった

頑張って、無理して、いろんな理屈に流されて、固くなる方向へ行ってしまわないように、頑張らないで、自分の心に正直に‥

泣いたっていい、甘えたっていい、自分の心に正直に

そんなことを思った一日

star今日よかったこと♪

久しぶりに、日記らしい日記を書けたかな

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