てるの日記

心の働き。

心に目を向けることで心の働きを知る。

心に目を向けることの意味を知る。

頭の働き。

頭を働かせることで心の働きから遠ざかる。

人は頭を働かせて、分かったつもりになり知ることから遠ざかる。

心を見ずに頭に意識を置き、知識を溜め込み分かったつもりになる。

それが学び。

学びは人を豊かにするが、学びにより人は無知になる。

人の悩みや苦しみは無知から生まれることを人は知らない。

自分から出てくる言葉をよく見て見ればいい。

ああなのだから~こうしてはならない・・

~でなければならない・・

~であるのが良い・・

どのような思考でもそれは全部同じ。思考は思考に過ぎない。頭で理屈を作り出しているに過ぎない。

どこかの誰かのお話や格言を持ち出してみてもそれを誤魔化すことはできない。

誤魔化さずに自分を見て、心を見て、学ぶことから知ることへ流れて行った時、人は悩みや苦しみから離れていくきっかけを得ることができる。

人はいろいろなものに依存する。依存できるものがあるうちは、人はなかなかそこには辿り着けないのかもしれない。

お金に仕事、特別な人間関係、そして、知識。あらゆるものに依存する。

一番の障壁は知識なのだろう。不安でしかたがないからこそ、怖くて仕方がないからこそ、自分を知識で塗り固める。

この世界には星の数ほど学びというものが蔓延している。分かったつもりという薬を手に入れるために一生懸命学んでいる。それがどのような薬かも分からないままに。

心は待っている。どれだけ見向きもされなくても、ずっとそこで待っている。人がよそへ手を伸ばしている間、何も言わずに待っている。

本当はどこへも手を伸ばす必要はない。

どんな薬も必要ない。

心はいつでもそこにある。

心は何も恐れない。

自分だけが恐れている。

自分を見て自分を知ることを恐れている。

心は何も恐れてはいない。

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