ブーの日記『大好きだった姉御との思い出 その9』

「ありがとう。来てくれないかと思った」

久しぶりに会う姉御はやっぱり最高に綺麗でさ。
ホント、何着ても似合うし、輝いていてまぶしくて。
でも、オレのテンションは当然ミニコンサートの時よりはダダ下がり。
そんなオレを見てもお構いなしに、姉御が笑顔でめっちゃ話してくるんだよね。

最初はテンションだだ下がりだったけど、やっぱり姉御と話しているのは本当に楽しくてさ。
自然とオレも笑顔になってきて、ようやくきちんと言えたんだ。

「夢が叶ってよかったね。本当におめでとう」
「ありがとう」

待ち合わせた駅の近くの喫茶店で、姉御と2人で色々話した。
なんでも、姉御は以前から知り合い? 友達? のライブなんかに時々参加していた様で。
あ、もちろん演者としてだよ。

そこで一緒にやっていた人繋がりで、プロの道へ誘える様な方と知り合う事が出来た様で。
そこで色んなやり取りが行われて、晴れてめでたくプロ契約を結べたみたいな話らしい。
その話をする時の姉御はいつもテンション高いのに、さらにテンション高くてさ。
本当に夢が叶って嬉しかったんだって、聞いてたオレにもありありと姉御の感情が伝わってきた。

ちなみに、旦那さんは参加していたライブメンバーの人らしいよ。
確か、ギターかベースかドラムか。
やっぱり音楽関係は音楽関係で繋がるのかと、今勝手に思っているけど、もちろん実際は姉御が愛した人なんだからきっと凄い外見も内面もイケメンだと思います(*゚▽゚)ノ笑

そうしてオレと姉御が出会った頃の話になって、オレが最初に誘ったきっかけの話や、姉御がなんでオレとメッセージのやり取りをしてくれたのかとか。
なんでも姉御が作品作りや仕事なんかでナーバスだった時期に、オレが書いていたふざけた日記を見てちょっと元気をもらったんだってさ。
そして、詩のやり取りなんかも刺激が貰えて楽しかった事。
うさみみシリーズを読んで笑顔にしてもらった事。
色んな事に感謝してくれていたのを、初めて姉御から直接聞けてさ。

「オレなんかたいした事してないよ」

とか姉御には言ったけど、凄く嬉しかった事を覚えてる。
話が落ち着いて、ちょっとの空白の間。

「そうそう。ブーちんにプレゼントがあるんだ」

そう言って、姉御はバックからプレゼント様に綺麗にラッピングした袋をオレに差し出した。

「今までの感謝を込めて」

そんな言葉を付け加えていた様な気がする。
オレが開けてもいいのか躊躇していると、姉御は「開けてみて」って言ってくれて。

言われるまま開くと、中に1枚のCDケースと小さい可愛らしい封書に1枚の手書きの手紙が入っていたんだ。

〜続く〜

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