テケトの日記『君を探す旅 続編』

(以下略、1日に3回投稿ありかしら?ありですわよね)

外の暴風と隙間から入る僅かな風
燻りはまだ残っていて
風が吹く度に赤く染まった

君は何かに泣いていたね
物語に触れる度
しまい込んでいたものに触れ
何処か遠い昔の記憶と
忘れていた感情が流れていたね

君は抱いていたね
頬を伝わる水滴がいつか
二つの星を繋いでくれる
別れてしまった星達に
虹色に光る橋を架けてくれるって

涙が鎧を溶かしたね
でも溶かしきれない鎧の欠片が
いつも囁いていた
囁きは開いた鎧の隙間から
古傷を責めていたね

君は諦めと希望を行き来しながら
少しずつ鎧を脱いで
少しずつ仮面を剥がす

待ちくたびれたと仮面が囁き
鎧は安全を囁く
怖いふりはもう止めないかと
心は静かに語った
そして

君は見付けたね
手のひらの中にあった実が
いつの間にか新しい実を生み出したんだ

君は実を手に取ったね
そして作り替えたんだ
それは形を変えて衣装になった
でもそれは専用品
君の為のものだったね

君が君に近付く為に
君が君を守る為の衣装
それは誰かが作った鎧では無くて
仮面でも無くて
君が君や周りを守る為に作った衣装
君の内側を投影した姿

君の新しい衣装
それはまだ不完全で
その衣装が好きではない人もいる
でもそんな声を衣装で守りながら
似合ってるねと伝えられたね

君がどれだけ喜んだのか!

君は安心したね
楽になった
君だけの衣装は動き易くて
とても軽い
その気になればいつだって脱げるね

君は可愛くなったね
表情が豊かになって
健康的になって
とても魅力的になって
綺麗になったね

君を探す旅はまだ続く
枝葉は広がり実はより熟成され
いつか君に辿り着ける
別れ離れになってしまった
もう一人の君に

 
  旅は続く…

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