あかつきの日記『オオカミ少年化に御用心』
visibility59 edit2024.04.02
24/4/2(火)
1日遅れだが、
「エイプリルフール」のルーツに
ついて調べてみた。
諸説は多いが、
有力なのは「フランス」だという。
1月1日を新年の始まりとする「グレゴリオ暦」の採用に反発した人々が、
「4月1日」を「嘘の新年」として
馬鹿騒ぎを始めたというものだ。
しかし、日本では江戸時代頃、
「4月1日」は「不義理の日」という
風習があったという。
不義理を働いてしまったり、
疎遠になってしまった相手に手紙や贈り物を
プレゼントしたりすることで
不和を解消して
良好な人間関係を築くものだった。
現代のエイプリルフールとは全く逆である。
大袈裟かもしれないが、
現代では「嘘」ほど人々の生活や命を
脅かす、兵器よりも恐ろしいものはない。
「真実」とは全く関係ない「デマ」が
勝手に独り歩きして
炎上に巻き込まれることがある。
また、「AI」などの技術の悪用により
簡単に他人に成り切ることもできるから、
本人の知らない所で
名誉が傷つけられることもある。
大なり小なり、「嘘」で人は傷つき、
信用を失うことを今一度再認識しなければ、
人は簡単に、「蛙」ではなく
「オオカミ少年」となる。
そうした戒めにも繋がる訳だから、
「嘘」による馬鹿騒ぎよりは、
人間関係の修復や自身の反省を促す
「不義理の日」として改めることを
願いたい…。
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