結城の日記『夜の太陽』

撫でた髪は僕の真上で、静かに溶けていった。
吐き出しそうな空の色は、翼を育ててく。

君には叶わないなと大きな息に色付けた。

こぼれ落ちた夢のカケラを、踏み潰してやるよ。
種を植えるように優しく、僕の全部込めて。

踊り出す空の憧れに任せて、走り出そうか!

そして僕は暗闇を照らし始める。
神様は空から告げる「君は夜の太陽」
例えどれほど辛くても輝くことをやめない。
必ずまた昇って、君を笑わせるから。

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