結城の日記『欺瞞』

「悪夢」というのがあるが、それを悪いものだと判断しているのは人間であって、人間の視点でしか語っていない。

神の視点では、回答が変わるかもしれない。

未知を求め、道なき道を歩くのは悪夢が支配する現実では、とても辛い。

しかし、君が君の道を描き、光ある未知を拓いていくことを忘れるな!

そうだ。僕は、神聖な欺瞞を受け入れるよ。

笑えるくらい理不尽なこの世界でも、自分たちだけ銃を持たぬ戦争であってもいい。

脆く、儚く、煩わしい、哀れなものでも、人でも、世界でも、僕は神聖なものとして、受け入れるよ。

すべてが間違いでも、もういいさ。

世界に存在しているのなら、それでいい。

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