猫になりたかった。の日記『猫になりたい毎日。#77』

ーまったり午後の部ー
明日は球技大会。
今回もバドミントンを選んだ。ペアは親友。
はっきり言って、親友は運動音痴だ。私はかなりとは言わないが、運動神経には自信がある。それに加えて、バドミントン部所属だった。力量差は言わずもがな。
バドミントン部をやめた理由は、顧問が嫌いになったから。そのくせに、未練たらしく球技大会、体育の球技選択ではバドミントンを選ぶ。どこまでいっても、バドミントンは私の青春なのかもしれない。
高校最後の大会と球技大会を重ね合わせて、必死になるのは勝手だが、それをペアである親友に強要するのは違う、それはわかっている。けれど、1人の方が動けるのに。と、親友の動きの悪さに苛立ちを覚えてしまう。声にも、口にも出さないように極力抑えようとしても、どうにも口調が荒くなってしまう。酷いもんだ。

「あまり期待しないで」そう親友に言われた時も、苛立ちを覚えた。私は勉強ができない。だから親に期待もされない。期待をされないことの苦しみを知らないのに、そんなことを言わないで欲しい。期待をされない、興味を持たれないのは苦しいことだ。寂しいことだ。

決して自分は天才だ、などと言い張るつもりはない。だが嬉しいことに、運動における才には恵まれていなくはない。結局、先天的なものがほとんどなのだろう。私は、運動の才に少なからず恵まれ、勉強の才には恵まれなかった。親友は勉強の才に恵まれ、運動の才に恵まれなかった。
親友は、人は、世間は、やる気次第、気持ち次第という。けれど、その通りならば、私は無名歌い手なんてやってない。少なからず、名が売れた歌い手になれただろう。
私はそんな机上の空論なんて信じない。
だから私は親友に言った。「証明してみてよ」と。
才能が全てじゃないと。否定して欲しいそう願って。

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