『ビブリオバトル』

ビブリオバトルとは何ぞや

以前自分が就労移行を利用していた時の話し。

ある日支援員のSさんが来週はビブリオバトルをやるので本を一冊読んできて欲しいと言っていた。

ビブリオバトルとは本を読んでの感想、おススメポイントを5分の持ち時間でプレゼンする事らしい。

ある程度自分はプレゼンする本に目安がついていたので特に不安もなく当日を迎えた。

持ち時間で考えをまとめる難しさ。

ビブリオバトル当日を迎え次々と他の利用者が本のプレゼンを進めてゆき、案外皆んなスラスラとつまづく事なく時間内にプレゼンを終えてゆく姿を見て「皆んなやるな」と思った。

そしていよいよ自分の番、自分は「八甲田山死の彷徨」という本を紹介する事にしていて、この本の内容は十分理解していた、なので言葉につまづく事もなく時間内にプレゼンを終えられると確信していた。

最初は予想通りの滑りだしでスラスラと本の紹介を自分は進めていた、そして2分が過ぎた時に尺がこのままでは足りない事に気づき、突然あたまが真っ白になってしまい一瞬言葉に詰まってしまった。

それからは何とか言葉を繋ぎ繋ぎ、しどろもどろにプレゼンしていたが無情にも「はい5分です止めて下さい」とSさんが自分に告げたのだった。

Sさんが教えたかったのは言葉を簡潔にまとめる事

ビブリオバトルが終わって誰のプレゼンが良かったかの結果は勿論自分以外の利用者だった。

そんな事より何故自分はあの時頭が真っ白になってグダグダになったか考えていた。

そこで思ったのが余りにも自分はあの本を理解しすぎて言いたい事が多い、他の人に知ってほしいとの気持ちが強すぎたと言う事に気がついた。

そこが簡潔にまとめられない理由で結局は時間内にに終わらせられなかっだのだろうと納得した。

社会に出れば簡潔に自分の考えをまとめなければならない時もある。

つい先日も前店長に相談に何分掛かる?と言われた時3分でと言えたのはSさんがビブリオバトルで言葉を簡潔にまとめる事を教えてくれたおかげだと感謝しながら、もう一度ビブリオバトルをやってみたくなった。

 

 

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