病院でお話ししてみる、ということ。
visibility4,839 edit2015.05.14
まえがきー自己紹介と、長文についてー
みなさんはじめまして、nanaともうします。
先日から、ココトモメンバーに参加させていただくことになりました(*´`)
ふつつかものではございますが、これからよろしくお願いします^^
そしてさっそくですが、初めてのブログに挑戦してみようと思います。
ですが…予想以上にながーくなってしまったので、
どうか、時間にも心にも余裕がある時に、お飲み物片手に、さらーっとふわっと、軽い気持ちで読んでいただけたら幸いです。
疲れている時に長い文章は、負担になってしまうといけないので…
次回はもっと短くなるよう気をつけます…><(笑)
お話をしていて、たまにある事例
さて。今回のお題は、「病院でお話ししてみる、ということ」についてです。
わたしはメンバーになる前から掲示板を利用し、いろんな方の相談にコメントさせて頂いていました。
メンバーになってからも、掲示板やメールでお話しさせて頂いてるのですが、その時の内容から、これは一度、病院でもお話ししたほうがいいんじゃないかなぁ…と思うことについては、「心療内科」や「精神科」という名前を出して、お医者様にも相談してみるという選択肢を提案してみることがあります。
ところが、これが難しい問題だなぁと感じていたので、そのわたしの真意や誤解されがちかな?と思っていることについて、ブログ記事に起こしてみることにしたのです。
わたしが病気になった頃のおはなし
そのきっかけは、わたしが心の病気になり始めの頃にありました。
その時まだ、わたし自身、自分の症状が心の病だとは思っていなくって、ただただ最近急に自分の状態に変化が起こっていることを不安に思うようになって、職場で一番信頼できる人に、相談してみたのです。
たとえば、急に落ち込んでしまうこととか、その落ち込みも今まで経験したようなものではなくて、頭がまったく働かなくなってしまって、お仕事の時間なのにぜんぜんできなくなってしまったり。
はたまた、今度は急にイライラしてしまって、いつもの自分じゃない!と思うくらいに、攻撃的になってしまったり。
そのほかにもいろんな症状があって、でも原因がわからないんです…という話をしていた時、その先輩が、
「一回、心療内科に行ってみたらどうかな?前にもそういう子がいたんだけど、もしかしたら精神的な病気とかが原因なのかもしれないし、そうするとわたしが勝手に答えてしまうのはいけない気がする。」
と、わたしに病院に行ってみることを勧めました。
このとき。今までのわたしだったら、そうなのかな、じゃあ行けば解決するかもしれない、行ってみよう!と思えたかなって思うのですが、このときの自分には、そういった人の助言を素直に、そのままの意味で聞けるだけの余裕がありませんでした。
なのでその時思ったわたしの気持ちは、
- ひどい、面倒くさいからお医者さんにって言うんだ、わたしの話は聞きたくないんだ!
- 病院行った方がいいって言われるなんて、こんな恥ずかしいことない…
- 親身になって聞いてくれる人じゃなかったんだ。がっかり。
- もしかして、この子おかしいって言いふらされるのかな、そんなのいやだ!
- テンプレートみたいな答え…そんなこと言うなら、悩んでる人みんな病院行かなきゃいけないじゃん。
ざっと、こんなかんじでした。
今こうして書き出してみると、被害妄想だなぁ、ずいぶん情緒不安定だなぁなんて、客観的に振り返れるのですが、心の容量がパンクしてしまっている頃のわたしに、そんなことはできませんでした。
このマイナスなたくさんの気持ちのせいで、信頼していた先輩が、一瞬にして大嫌いになってしまいました。
そしてもう何も信じられなくなった頃、心の問題についての専門的な相談機関を見つけて、相談してみたのです。
でもあくまで、やっぱりわたしは病気じゃないって、ただ気持ちが落ち込みやすい時期なんだってことを、その機関を通して証明するんだ!っていう気持ちだけでの相談でした。
でもやっぱり、そこでも心療内科をすすめられ、じゃあ心療内科で証明する!と向かった心療内科で、専門家であるお医者様から、病気との診断を受けたのです。
あの頃を振り返って
今では、あの時にちゃんと、診察を受けてよかったって、心から思っています。
病気って、なってみないとわからないことが、たくさんあるみたいです。
同じ名前がついた病気を持っている人のこと、すごくよく気持ちがわかるようになれたり。
そっと、寄り添うことができるようになれたり。
病気じゃない人でも、その頃のじぶんと同じような、心の容量がいっぱいいっぱいになってしまっている人をみて、疲れてるんだなぁ、大丈夫かなぁ、と、思いやれることが増えていって、相手の状態を想像してみることで、自分自身も気持ちが楽になれたり。
あとは、病院に行きたくない、気になっているけどいけない、という人の誤解を、先入観を、少しでも少なくすることができるようになったり。
心療内科や精神科って、どうしても、行きづらいなって思うこと、ありますよね。
きっと、理由は様々だと思います。
- 精神科って名前だけで、敷居が高くて、なんか行きづらい。
- 行ってるだけで、変なレッテルを貼られそうなのが気になって行けない。
- お医者さんもいろいろな人がいるから、行って酷いこと言われたり、合わなかったりしたらやだ。
- お金が高そうで、なのに効果なさそうでもったいない。
- 心の病気なのに、気の持ちようなのに、薬が処方されるなんて怖いからいや。
- 気持ちの問題なら、忘れて頑張ろうとすればなんとかなるはず、病院なんかいかなくていい。
そうやって、思っている方も、いらっしゃるんじゃないかなって、思います。
そしてまた、ココトモで悩みを相談してくださった時、対応した方から病院をすすめられても、以前のわたしのように、「ひどい、そうやって言っとけばいいと思ってるんだ、親身になって相談に乗ってくれてない!」って思ってしまう場合も、あると思うんです。
そう、思わせてしまっていたら、ごめんなさい。
そして、そう思われないように、関係性を築きながら、うまく伝えられたらって、毎日”思考錯誤”しています。
みなさんにお伝えしたいこと
でも、これだけは、伝えたいんです。
病院をすすめる場合は、すすめる側も、決して軽い気持ちで提案しているわけでは、ないんです。
特にそういう病院への通院経験者は、その最初の行きづらさ、不安を、知っている人たちです。
それでもその選択肢をすすめるのは、ただただ、あなたの気持ちが、少しでも楽になったらいいなって、診断も処方もカウンセリングも、自分にはできなくて心苦しいけれど、だからこそ一回お医者さんにバトンタッチすることで、わたしたちのできないことをカバーしてもらって、そうすることで気持ちを軽くして欲しいな、症状も改善されたらいいなって、ただその一心で、提案させて頂いています。
そしてもちろん、お医者さんから診断を受けたり、お薬やカウンセリングで改善していきながらも、お医者さんではしてもらえないこと、できないこと、お医者さんじゃなくてわたしたちにしてほしい!ってことは、またいつでも相談してください。
一度お医者さんにバトンタッチしただけで、そのバトンは、悩んでいる人が希望してくれたなら、いつだって、もう一度受け取ります。そして、一緒に握って、また歩きだせたらって、思っているんです。
だから、病院でも相談してみる、という選択肢について。
提案している側も、こういう気持ちですよ、って、少しでも頭の片隅に置いていただけたら嬉しいです。
初の記事なのに、長々と、大変失礼いたしました><
ここまで一読してくださり、ありがとうございます。
これからも、みなさまのつらい気持ち、かなしい気持ちやくるしいこと、少しでも、軽くできるように、そういう存在であれたらなって、思っています。
ブログに時間をかけてしまったので、もう残り少ないですが、(笑)
今日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
明日もがんばらず、無理せずに、過ごせる一日でありますように。
nana(*´`)
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