人の話を聞くボランティアは未経験でもできる?『自分なんかが』と不安な人へ

人の話を聞くボランティアは未経験でもできる?『自分なんかが』と不安な人へ

「誰かの話を聞いて、少しでも力になれたら」——そう思う一方で、「未経験の自分に、人の相談にのるなんてできるのかな」「うまく返せずに、かえって傷つけてしまわないかな」と、一歩を踏み出せずにいませんか。この記事は、まさにその迷いの只中にいるあなたに向けて書いています。

先に結論をお伝えします。人の話を聞くボランティアは、未経験から始められます。ただし「誰でも簡単にできる」という意味ではありません。人の悩みに触れる活動だからこそ、不安があって当然です。大切なのは、完璧な言葉を返すことではなく、相手の気持ちを大切にしながら、その人をひとりにしない時間を一緒につくることです。

人の話を聞くボランティアとは?

人の話を聞くボランティアとは、悩みや不安を抱えた人の話に、評価や否定をせずに耳を傾ける活動です。活動の形はさまざまで、たとえば次のようなものがあります。

  • 高齢者施設や地域での傾聴ボランティア(対面で話し相手になる)
  • 電話相談(声で気持ちを受け止める相談活動)
  • チャット相談・オンライン相談(文字でやり取りする)
  • 学校や地域の居場所づくり

この中で、未経験から在宅で始めやすいのが、オンラインのチャット相談です。ココトモは「友達として相談にのる」をコンセプトにした無料相談サイトで、相談員(ココトモメンバー)は完全オンラインで活動します。相談者と1対1でメッセージをやり取りするチャット相談と、投稿された悩みに回答する掲示板相談があり、LINEのように自分の都合のよいタイミングで関われます。全国どこからでも、スマホかPCがあれば活動できます。

未経験でも相談ボランティアはできる?

できます。むしろ、いま活動しているメンバーにも、「人の相談にのるのは初めて」という状態から始めた人が多くいます。経験も資格も要りません。

人の話を聞く活動でいちばん大切なのは、専門家のように正解を出すことではなく、相手の気持ちを置き去りにしないことです。ココトモは医療機関でもカウンセリングサービスでもありません。お医者さんやカウンセラーではなく、「友達として相談にのる」場所です。だからこそ、立派な資格よりも「相手の気持ちを大切にしたい」「誰かがひとりで抱え込む時間を、少しでも減らしたい」という気持ちのほうを大切にしています。

応募する人も、最初から自信満々ではありません

ココトモでは、研修を終えて活動を始める直前に、メンバーへ「いま、相談対応にどのくらい自信がありますか」と尋ねています。その回答が、なかなか正直でした。

📊 活動を始める直前の「自信」(ココトモの相談前アンケートより)

「自信が非常に高い」と答えた人は、わずか1割ほど。一方で「自信がない」「どちらともいえない」と答えた人が、あわせて約4割にのぼりました。

つまり、自信を持って始めている人のほうが少数派なのです。あなたが感じている不安は、向いていないサインではありません。これから人の話を真剣に聞こうとしている人なら、誰もが通る入口です。

相談員になる前に、多くの人が感じる不安

では、初めて相談員になる人は、具体的に何を怖いと感じているのでしょうか。応募時や活動前に寄せられた声には、驚くほど共通したテーマがありました。

  • 自分の言葉で、相談者を傷つけてしまわないか(これがいちばん多い不安です)
  • うまく寄り添えるか。相手の本当の気持ちを、くみ取れるか
  • 相談内容に合った質問や返事ができるか
  • そもそも、自分なんかが人の役に立てるのか
  • 文字だけのチャットで、相手の心の機微に気づけるか
  • 重い相談が来たとき、受け止められるか

どれも、相手のことを大切に思っているからこそ生まれる不安です。「失敗したくない」ではなく「この人を傷つけたくない」。その怖さを持っている時点で、あなたはもう、聞き手としていちばん大事なものを持っています。「自分なんかが」と立ち止まれる人ほど、相手の言葉を雑に扱いません。

そして、これらの声には「不安はある。でも、やってみないと分からないから」という揺れも見られました。完璧な準備が整ってからではなく、不安を抱えながら一歩を踏み出す人も多くいます。

未経験から、人の話を聞く仲間になる

ココトモでは、経験や資格がないところから、オンラインで相談ボランティアを始める人もいます。マニュアルやサポート体制があるので、最初から自信満々でなくても大丈夫です。

ココトモの相談員(ボランティア)について見てみる →

「不安なまま」始めても、ひとりで抱え込まずにすむ理由

自信がないまま始めた人たちが「やってよかった」と続けられているのは、根性ではなく仕組みがあるからです。気持ちの面だけでなく、こんな支えがあります。

最初の相談には、運営のフィードバックがつく

「いきなり本番は怖い」——当然です。だからココトモでは、活動を始めて最初の何件かは、運営スタッフがあなたの対応にフィードバックを返します。10万件を超える相談の蓄積からつくられた相談マニュアルや動画、勉強会もあり、一人で手探りせずに始められます。

困ったら「メンバー相談室」に頼れる

実際に、不安が和らいだ理由として多くの人が挙げたのが、このメンバー相談室でした。受け止めきれない相談が来たとき、対応に迷ったとき、運営や先輩メンバーに個別に相談できます。相談員も、相談していい。あなたが相談者を支えるとき、あなた自身も支えられています。

ノルマがなく、返信ペースも自分で決められる

活動にノルマはありません。返信のペースも「これくらいで返します」と自分で設定でき、相談者にも事前に伝わるので、「すぐ返さなきゃ」と自分を追い込まずにすみます。学業や仕事、家庭や体調と両立しながら、無理のない範囲で関われます。

「ただ聞くだけ」で、本当に役に立つの?

未経験の人がいちばん疑うのが、ここだと思います。「気の利いたことも言えない自分が、ただ聞くだけで何になるんだろう」と。

でも、思い出してみてください。あなた自身がつらかったとき、本当に欲しかったのは「解決策」でしたか。それとも、黙って最後まで聞いてくれる誰かでしたか。多くの場合、人は答えがほしいのではなく、「分かってもらえた」という感覚を求めています。アドバイスは、聞いてもらえた安心のあとに、ようやく届きます。

悩んでいる人の多くは、家族にも友達にも言えずにひとりで抱えています。そこに「あなたの話を聞かせてください」と言ってくれる人がいる。それだけで「自分はひとりじゃない」と思える。人の話を聞くボランティアの価値は、特別なスキルではなく、その「ひとりにしない」という、いちばんシンプルで、いちばん大切なことの中にあります。

向いている人と、いまは無理しなくていい人

正直にお伝えします。この活動は、誰にとっても今すぐ始めるべきもの、ではありません。

向いているのは、すぐに正解を出すより相手の気持ちをまず知りたいと思える人、最後まで聞ける(聞きたい)人、自分の隙間時間で無理なく関わりたい人、そして「自信はないけど、やってみたい」という気持ちのある人です。話し上手である必要はありません。

一方で、いまは無理しなくていい場合もあります。いま自分自身がつらく、支えられたい時期にある人。通院中で新しい負荷が心配な人(応募には医師の許可が必要です)。「役に立たねば」と気負いすぎてしまう状態の人。人を支える活動は、自分を削ってまでやるものではありません。いまは相談する側でいたい時期なら、それで全く問題ありません。まずは自分の心を回復させることが先です。「話を聞いてみたい」と思える日が来たら、また思い出してくれれば十分です。

未経験から始めるまでの流れ

「やってみようかな」と思えたら、流れはシンプルです。

  1. 無料の会員登録をする
    費用はかかりません。

  2. マニュアル動画を見る
    相談員の役割や基本の聞き方を学びます。「こう関わればいいのか」の輪郭がつかめます。

  3. 応募フォームでサンプル相談に答える
    実際の相談に近いサンプルに、自分なりに返信します。これが審査も兼ねています。

  4. 審査(通常3日〜1週間)
    もし今回が惜しくても、改善のヒントをもらって一度だけ再応募できます。

  5. 合格したら、活動開始
    最初の数件は運営のフィードバック付き。困ったらメンバー相談室へ。無理のないペースで大丈夫です。

チャット相談を3件、または掲示板相談に10件対応すると、ボランティア活動証明書を発行してもらえます。就職や進学で活動を証明したい人にも役立ちます。

応募前の、よくある不安

相談者を傷つけてしまったら、と思うと怖いです。

その怖さを持っている時点で、あなたは慎重で誠実な聞き手です。最初の数件は運営がフィードバックを返し、迷ったらメンバー相談室に相談できます。ひとりで抱え込まない仕組みがあります。

アドバイスが苦手でもできますか?

できます。相談では、いつもアドバイスが必要なわけではありません。まず相手の話を丁寧に聞き、気持ちを受け止めること自体が支えになります。「ちゃんと聞いてくれている」と感じてもらえる関わりが、いちばん届きます。

忙しくても続けられますか?

活動ノルマはありません。完全オンラインで、隙間時間に自分のペースで関われます。返信ペースの目安も自分で設定でき、相談者に事前に伝わるので、焦る必要はありません。

高校生でも応募できますか?

高校生以上に相当する方は応募できます。18歳未満の方は、保護者の同意や本人の誓約など、安全に活動するための条件があり、担当できる相談内容にも一部制限があります。詳しい条件は募集ページでご確認ください。

審査に落ちたら、もう応募できませんか?

一度だけ再応募ができます。落ちた場合も「次はこうすると良い」というヒントがもらえるので、それを踏まえて、もう一度挑戦できます。

「自信がないけど、やってみたい」が、ちょうどいい

ここまで読んで、まだ少し不安が残っているかもしれません。それでいいんです。その不安こそが、あなたが相手を大切にできる証拠です。不安を抱えながら始め、支えられながら少しずつ聞き手になっていく人もたくさんいます。

もしあなたの中に「誰かの話を聞いてみたい」という気持ちがあるなら。その気持ちを、形にしてみませんか。

あなたの「聞いてみたい」が、誰かの安心になる

ココトモは「友達として相談にのる」無料相談サイトです。未経験から活動を始めた相談員がたくさんいます。経験・資格は不要、ノルマなし、全国どこからでも。

ボランティア相談員の募集ページを読んでみる →

本記事の「相談前アンケート」の傾向は、ココトモが相談員に実施した内部アンケートの匿名集計にもとづきます(個人が特定される情報は含みません)。活動内容・応募条件・サポート体制は2026年6月時点のボランティア相談員募集ページに準拠しています。最新の募集状況・条件は同ページをご確認ください。

あわせて読みたい

「友達として相談にのる」無料相談サイトのボランティアメンバー募集中!
相談ボランティア募集

年間2万件以上の相談が寄せられる当サイト「ココトモ」で『相談ボランティア』をしてみませんか?
資格&経験は一切不問。Webサイト内の活動なので全国どこにお住まいの方でもOK。自宅から活動可能です。

ボランティア募集の詳細はこちら
keyboard_arrow_up