当事者経験を、専門性へ|ピアサポートから心理職をめざす道

当事者経験を、専門性へ|ピアサポートから心理職をめざす道

「自分も苦しんだ経験がある。だからこそ、同じように悩む人の力になりたい」——その思いから、ピアサポートやカウンセラーの道を考える人が増えています。当事者として経験したことは、弱みではなく、専門職にはない強みになりえます。この記事では、当事者経験を活かしながら、支える側・専門職へと歩んでいく道すじを整理します。

当事者経験は、専門性になる

医療や心理の専門職が、理論やエビデンスで支えるのに対し、当事者経験を持つ人は「自分もそこにいた」「ここまで歩いてきた」という体験そのものを差し出せます。これは「希望」と「ロールモデル」を提供する役割で、教科書では届かない深さで相手の孤立を和らげます。近年は「経験専門家(Experts by Experience)」という考え方も広がり、当事者の知が医療・福祉・政策づくりに活かされています。

支える側へ|段階を踏んで進む道

当事者から支える側・専門職へ進む道は、一足飛びではなく、段階を踏めます。

  • ①まず、自分の回復を大切にする|支える側に回るのは、心に余裕ができてから。順番を間違えないことが何より大切です。
  • ②経験を活かして「支える」を体験する|自助グループ、ピアサポート活動、傾聴・相談ボランティアなどで、実際に人を支える経験を積みます。
  • ③研修・資格へ|続けたくなったら、障害者ピアサポート研修や、公認心理師・臨床心理士などの専門資格を目指す道もあります。

大切なのは、いきなり資格や専門職を目指さなくていいということ。まず「実際に人を支える」経験を積むことが、その後のどの道にも生きてきます。

最初の一歩に|経験を活かして相談にのる

「自分の経験を、まず誰かのために使ってみたい」という方には、オンライン相談サイトココトモという選択肢があります。「友達として相談にのる」をコンセプトにした無料相談サイトで、相談員(ココトモメンバー)として、自分の経験を活かしながら悩みを抱えた人の話を聴けます。

経験・資格は不要、完全オンライン・ノルマなし。最初の数件は運営のフィードバック付きで、困ったときはメンバー相談室に頼れます。心理職を目指す人にとっては「実際に相談者と関わる経験」を積む場にもなります。無償のボランティアですが、自分の経験を希望に変える、最初の一歩に向いています。(通院中の方の応募には医師の許可が必要です。)

いまは、無理しなくて大丈夫

支えることが力になるのは、自分の心に余裕があるときです。まだしんどい時期なら、回復が先。その思いは消えません。準備ができたとき、また考えてみてください。

経験を、誰かの希望に変える第一歩

ココトモの相談員(ボランティア)として、自分の経験を活かしてみませんか。経験・資格不要、完全オンライン、ノルマなし。

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よくある疑問

当事者経験があると、心理職には不利になりますか?

むしろ強みになりえます。大切なのは、自分の経験を整理し、相手の主役性を守りながら活かせること。経験は適切に扱えば、深い理解の土台になります。

資格を取ってからでないと、支えてはいけませんか?

いいえ。資格がなくても、ピアサポートや相談ボランティアとして支える活動は始められます。まず経験を積み、続けたくなったら資格へ、という順番でも大丈夫です。

ココトモの活動内容・応募条件は2026年6月時点のボランティア相談員募集ページに準拠します。資格制度の要件は各公式情報をご確認ください。

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