ピアサポーターになるには?資格・研修と、未経験から始める方法
edit2026.04.26 visibility92
「自分の経験を、同じように悩む誰かのために活かしたい」——そう思ってピアサポーターに関心を持った方へ。資格は要るのか、どんな研修があるのか、未経験からどう始めればいいのか。この記事で、なるための道すじを整理します。結論から言えば、資格がなくても、体調や状況を見ながら、無理のない範囲で関われる場はあります。
ピアサポーターとは
ピアサポーターとは、病気・障害・困難の当事者だった経験を活かして、同じ立場の人を支える人のことです。専門職が理論や技法で支えるのに対し、ピアサポーターは「自分も同じ場所にいた」という体験そのものを差し出します。それは、教科書では届かない深さで、当事者の孤立を和らげます。
ピアサポーターに資格は必要?
ピアサポーターになるのに、必須の国家資格はありません。経験を活かして支える活動は、資格がなくても始められます。一方で、福祉サービスの現場で働く場合には、研修制度があります。
- 障害者ピアサポート研修|2020年度に厚生労働省が制度化。基礎研修・専門研修があり、修了すると福祉事業所での「ピアサポート体制加算」の対象になります。
- 精神保健福祉分野などの民間・自治体研修|地域や団体ごとに、独自の養成講座があります。
ただし、研修を受けていないとピアサポートができない、ということではありません。自助グループや当事者会、オンラインの相談活動など、研修の有無を問わず関われる場はたくさんあります。「まず始めてみて、続けたくなったら研修へ」という順番でも大丈夫です。
有償?無償?気になるお金のこと
ピアサポートは、無償のボランティアから有償の職員までさまざまです。有償の場合、求人例では時給1,100〜1,500円程度、正職員で月給20〜30万円台などが見られますが、ピアサポート専門の有償求人そのものはまだ多くありません(福祉施設の支援員業務と兼ねる形が一般的)。詳しくは「ピアサポーターの給料はいくら?」もご覧ください。
未経験から「支える側」を始めるなら
「いきなり職員は難しいけれど、まず経験を活かして誰かを支えてみたい」という方には、オンライン相談サイトココトモという選択肢があります。「友達として相談にのる」をコンセプトにした無料相談サイトで、相談員(ココトモメンバー)として、自分の経験を活かしながら悩みを抱えた人の話を聴けます。
経験・資格は不要、完全オンライン・ノルマなし。最初の数件は運営のフィードバック付きで、困ったときはメンバー相談室に頼れます。無償のボランティアで報酬は出ませんが、自分の経験が「同じように悩む誰か」の希望になり、支えるあなた自身の力にもなります。一定数の対応で活動証明書も発行されます。(通院中の方の応募には医師の許可が必要です。)
いまは、無理しなくて大丈夫
支えることが力になるのは、自分の心にいくらか余裕があるときです。いま自分自身がつらい時期なら、まずは自分を回復させることが先。その気持ちは消えません。
あなたの経験を、誰かの安心に
ココトモの相談員(ボランティア)として、自分の経験を活かしてみませんか。経験・資格不要、完全オンライン、ノルマなし。
よくある疑問
どんな経験があればピアサポーターになれますか?
必ずしも同じ病名・診断名である必要はなく、「困難を経験した」という大きなくくりで対等性を捉える分野も多くあります。活動先が求める「ピア性」を確認するとよいでしょう。
研修は受けたほうがいいですか?
福祉事業所で働くなら研修が役立ちます。ただ必須ではない活動も多いので、まず始めてみて、続けたくなったら研修を検討する順番でも大丈夫です。
参照:厚生労働省「障害者ピアサポート研修事業」(2020年〜)・ピアサポート体制加算。ココトモの活動内容・応募条件は2026年6月時点のボランティア相談員募集ページに準拠します。