ブーの日記『ミーナさんお題作品「亡霊狩り」 その2』
visibility171 edit2023.10.16
「……だって、好きだったんだよ?」
(ーーああ)
迷い魂(まよいびと)。
未練の為に成仏出来ない魂が、生前縁のモノに憑依して、怪異を巻き起こす存在。
感情を吸収しやすく、意図せずに生者の魂まで吸い寄せる場合がある為、力を持ちやすく、恐怖や憎しみなどの負の感情に流されやすい為、亡霊狩りからは駆除の対象となっている存在。
ーーザッ。
「自分が許せなかったんですね」
「……え?」
その一言で、抑えていた涙が決壊した。
彼女は大鎌をそっと置き、少女を優しく抱きしめる。
気付いたら涙が止まらなくて。
少女は彼女にしがみ付き、大声で泣き出した。
彼女は静かに頭をさすり、優しく彼女を受け入れた。
「貴方は本当に優しい人。魂の色を見れば、私にはよくわかる。貴方は生きていてはいけない人なんかじゃない。生きていていい人なの」
「あああああっ!」
生きる事に絶望し、自ら命を断つ人。
事故に巻き込まれて、突然命を無くす人。
誰かの手により無慈悲に、そして病気によって、天命を真っ当して。
そんな様々な過程を経て旅立つ魂を、彼女は痛いほど見送ってきた。
だからこそーー。
「貴方に道を示しましょう。その魂は浄化され、来世の未来に祝福を。貴方の魂に安らぎを。我、アシュリーの名の下にーー」
アシュリーの言葉が言霊となり、闇夜を光が包み込む。
その光が消え行く間際に、少女は確かにつぶやいたのだ。
『ありがとう』
地面に置いてあった漆黒だった本は、今では闇から解放されて。
青空に手を伸ばす表紙絵のタイトルにはこう記されていた。
青春 〜アオハル〜 と。
fin
いかがでしたか?
いやぁ、なんだかんだで構想1時間、あとは書いている内に二転三転しまくって、最後は本当にキャラの動きと感情が降りてきてくれたおかげで、一気に書ききる事が出来ました(^^)
執筆込めると総制作5時間くらいかな^^;
溜まってた執筆エネルギーがすっからかんです
( ;∀;)笑
まあ、何はともあれ出来てよかった。
呪いとアオハルの組み合わせキーワード難し過ぎるって!
アオハルは強引だったかなとちょい思うが、これが今の自分の力量なんで^^;
さぁて、夜飯食うべー(*´ω`*)
読んでくださり、ありがとうございましたm(._.)m
今日よかったこと♪
・今日はめっちゃ頑張ったよ!
・温泉でめっちゃリフレッシュ出来た♪
読んでくれた人へのメッセージ
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
書いていて楽しかったです♪
久しぶりに産みの苦しみも味わえたしさ(^ ^)
少しでも気分転換になってもらえたら嬉しいです
(*´ω`*)
※ログインするとこの日記をフォローして応援できます