まゆの日記『嫌いなこと。』

私は、人に何かをさせることがすごく嫌い。
息子が「ピアノを習いたい」と言ったのに、
練習させなきゃならないから、と却下し続けた。
結局、習うことになったが、やはり練習させるのは大変で、
何度も「やめる?」と聞いた。
なのに、レッスンが楽しいからと、通い続ける息子。
練習させることをやめたら、楽になった。
息子がピアノを続けようがやめようが、どちらでもよくなった。
小学1年生から中学1年生まで続けて、「ピアノが弾けます」と言ってもいいレベルにはなった。
私が練習をさせようと頑張っていたら、ここまでにはならなかったと思う。

娘が小学校に入学した頃、一つの忘れ物で気分が落ち込んでしまって大変だった。
先生に、「お母さんが支度を手伝ってあげてください」と言われたけれど、
それも、すごく嫌だった。
私は先生に「忘れ物をしても何とかなる、と思える方が大事だ」などと言い続けた。
だって、毎日忘れ物があるわけでもなかったし、私がみてあげても、忘れ物があるかもしれないでしょ。
娘は別に忘れっぽいわけではなく、単に忘れ物が怖いだけなのだから。
などと、頭の中でもっともらしい言い訳を考えていたが、要するに「やらせる」ことが嫌だった。
一応、「学校の支度した?」などと聞くことはできるが、
「うん」と言われれば確認をし、「してない」と言われればその場でやらせる、
ということが、非常に非常に非常に、苦手なのだ。
結局、支度を本人任せにしたまま時が過ぎ、今では、問題なく学校に通えている。

そして、今、問題なのが、職場でのこと。
生徒にスケジュールを書き写させる、という案が導入された。
やはり私は、もっともらしい理由をつけて反対したが、結局やる羽目になってしまった。
私は従来通りで何も困っていなかったのに。
あなたが生徒を信じられないで1人で焦っているだけでしょ?
、、、なんて言えるわけないしね。
そして、これに対してこんなに嫌がっているのは、私だけだし。
とりあえず、「私は、させられる自信がありません」とだけ言っておいた。
他の人にとっては、小さなことなのかな。。。
こんな、全員を一緒くたにして何かをさせるなんて、
完全に自分で管理できている子だっているのに、
こんなの、私がやりたかったことじゃない。
もっと、オーダーメイドの教育をやりたかった。
ここなら、それができると思っていたのに。
やはり、無理なのか。

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