ちーの日記『悲しみを背負う覚悟』
edit2024.04.16 42
いつも登場する私の友は電気グルーヴのファンです。それがきっかけで仲良くなりました。
そんな電気グルーヴにこんなエピソードがあります。
石野卓球さんが、相方のピエール瀧さんに、こんな事を言ったらしいのです。
「お前、俺が先に死んでも追悼曲作れないだろ❓ お前先に死ね」
それを読んで「ひでぇ🤣」と当時は笑ったけど。
私は高校生の時彼らのオールナイトニッポンを聴いてました。当時でもう「出逢って10周年」と言ってました。あれから30年経ちます。途中、瀧さんがイケナイお薬で捕まった時、卓球さんは『電』というタトゥを入れて瀧さんの復帰を待ちました。
3人になっても結局2人に戻ってしまう、過ごしてきた長い日々。一緒に大人になって、一緒におじさんになった二人。
私よりも結構年上な彼ら。周囲のミュージシャン仲間には若くして命を落とされた方もちらほらいらっしゃいます。何度似合わない黒フォーマルを着て沈痛な顔をしてお焼香しただろうか。
そんな長い相方を喪った時の感情って。それを背負う気でいるのだ。卓球さんは。
私と友が仲良くなって今年で10年(スマホに写真が残ってる)。私はとても耐えられないから、弱いから、こないだ友がウチに来た時に、友に言った。
「私より先に死なないでね。置いてかないでね」
友は笑って言ってくれた。
「大丈夫だよ。ウチ長生きの家系だから」
とはいえ彼女は私より3つ年上で、『長生きの家系』だから、家族を喪う悲しみを知らないのだ。
卓球さんは瀧さんの追悼曲を作るのだろうか。もう実は構想してるのだろうか。
ものを作る人は、自分の気持ちを作品に込めます。身を削って作品を作ります。少なくとも私はそうだ。経験や苦悩からくだらないマンガを描く事で発散している感じ。
瀧さんの追悼曲が発表されたとき、私の長く拗らせた青春が終わるのかな。きっとくだらない、でもちょっと切ない曲なんだろうな。最後だから。あの二人の、最後だから。そんな風に。
『へなちょこな表情でお別れしよう なんか切ないね(March/電気グルーヴ)』
今日できたこと♪
なんだかんだ昨日もちゃんと会社行って、キレそうになるのをこらえて仕事して、帰ってきて、また今日の分のお弁当用意した。ちゃんと早くベッドに入って、朝を迎えた。日々はその繰り返し。それができない頃もあったんだから、うまくやれてるよ大丈夫。昨日よりは不貞腐れないで生きていけそう。大丈夫。ココファで鬼滅のカレンダーもらってから会社行こうね。
読んでくれた人へのメッセージ
お読みくださり有難うございます。今、朝です。うつ傾向にある人が朝辛いのは、きっとこれから始まる長い一日の長さに押しつぶされそうになるからじゃないかと昨日感じました。毎日朝はやってきて、ひどく重たいです。でも終わらない日はないです。自分で自分を説得できなくても、時間が流れていくのをじっと待つだけでいいんです。苦しいけど。ひどく重いけど、待ちましょう。一日の終わりを。暗闇でも。
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