結城の日記『クチナシ』

死者は、語ることを決して許されない。故に、死人に口なし。

生者は、語ることが出来る。存在という、尊き世界の上で、語ることが出来る。そう、命あっての物種。

しかし、僕は死者を決して忘れない。
彼らの残した意志を、魂を。

さぁ、口なき者たちの魂を、咲かせてやろう。おい、僕を信じてろ。

ログインするとこの日記をフォローして応援できます

keyboard_arrow_up