私月善日の日記『麝香が気になる日』

眠らないといけないのに、
0時を過ぎても、1時を過ぎても、
3時になっても眠くない。
そんな日ってやっぱり、あると思います。
そんな日、わたしはわけもなく悲しくなって、
過去の失敗がずぅっと頭を巡り続けます。

「あの時ああしなければ」、
「この発言をしなければ」、
「もっとこうしていれば」……。

でも、結局それって、済んだことで。
ただ自分を追い詰めてるだけで、意味はない。

だから、
「わたしは、後悔や反省をして、
 相手に対して不満を抱いているわたしを、
 抑えつけたいだけなんじゃないか」
「何も悪くないのに、なぜ。
 そんな不満を、認めたいのではないか」
「わたしが正しいとか、間違ってるとか、
 そんなことを自分で決めるのではなく。
 何か別の視点を見つけて、
 自分を認めることも大切なんじゃないか」
なんて考えて、
自分で意味を付け加えるときもあります。

きっと、今この瞬間にも、
わたしと同じようなひとがたくさんいる。
ベッドで、毛布にくるまったり、
寒さを感じながら、身体を震わせたりして、
誰にも知られずに泣いている。

もしも、そんなひとがいるなら、
わたしはそのひとを見つけて、
わたしが尽くせる限りの言葉を、
その人のために尽くしたい。

昔、大切なひとに言われた、
「その時に良いと思ったことをすればいい。
 その時に良いと思ったことができたなら、
 人としては上出来だ」
という言葉。

自分の過ちを正当化する言葉。
でも、何も悪くない自分を認める言葉でもある。

もし、昔のあなたがしてしまったことを、
肯定できなくて、自分を責めてしまうなら。
この言葉を、その時のあなたに伝えてほしい。

拙いことばだけれど、
すこしでも多くのひとに、わたしの、
みんなを愛する気持ちが伝わっていると良いな。

おやすみなさい。

favorite読んでくれた人へのメッセージ

みなさんに、少しでもやさしさが訪れますように。

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