Kikiの日記『重すぎるラブレター』

昨日は特別な日。

息子の誕生日。

箱いっぱいのドーナツを抱えて、登校していった。

チョコがけやクリームの入ったものなど、たくさんあるのに、シンプルなシュガーグレーズドがいいらしい。

「結局コレが一番うまい」「平等でいいでしょ」だそう。

まぁ、本人がそう言うのなら、尊重したい。

何で主役なのに、みんなに贈り物を用意するの?と思っていた。

でも、1年中バラバラに訪れるクラスメイトの誕生日ごとに何かを用意する方が大変。

 「いつもありがとう」
 「誕生日おめでとう」

そんなコミュニケーションの方が、合理的だし自然に喜び合えるのかもしれない。

生まれ育った文化とは違うけれど、こういうところは大好き🇺🇸

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12年前の昨日、長男が生まれて、母になった。

安堵と、喜びと、お腹を切られたショックと、ホルモンの乱高下で、私の精神がぶっ壊れた日💥

予定日を超過して、自力で歩いて入院した。

陣痛促進剤打って、バルーン入れても子宮口5cmしか開かなくて、20時間以上苦しんで、結局帝王切開になった。

産院がたぶん特殊で、手術によるお産なのに、夫の立ち会いができた。

医療ドラマも見られないくらい、血も痛みも苦手な私は、自分の身に起こっていることを考えないように、とにかく必死だった。

(『白い巨塔』も『医龍』も『ドクターコトー』も『仁』も『コードブルー』も『ドクターX』も、怖くて一切見たことがない…)

ボロボロの体で、点滴に寄りかかりながら、永遠と思えるようなトイレまでの道を歩いていた。

痛過ぎて、もう2度と泳いだり走ったりできないかと思った。

でも、そんなことなかった。

人生のあらゆるステージで躓いてきた私は、当然のように産後うつになった。

でももう元気。

もはや産後ではない。

あの頃夢見ていた、平穏な日々を生きている。

息子が大好きだ。

優しくて、思慮深くて、努力家で、穏やかで、ユーモアもあって。

似ているようで、全然似ていないところもある。

とても魅力的で尊敬している。

私から生まれたけれど、意思を持った別の生き物。

息子に会えてよかった。

息子に会うまで、知らなかった感情がたくさんあった。

尊い。

幸せでいてほしい。

何があっても、生涯味方でいる。

いつか自信を無くしたり、自分を嫌いになることがあったとしても、私はあなたの良いところをいっぱい知っている。

私ができることなど少ないけれど、「お母さん俺のこと大好きじゃん」とずっと知っていてほしい。

人生やり直せるとしても、どれだけ大変だとしても、いつか一緒にいられない日が来ても、絶対にまた息子に会いたい。

子育てつらい…私に母親なんて無理だ…と思ったことは何度もあった。

でも、「この子がいなければ」と思ったことは一度もない。

それくらい、私にとっては絶対的な存在。

この子だから何とかやれてきた。

未熟な自分に、今だって全然完璧じゃない私に、母親という役割をくれた。

自分のことは嫌になっても、こんな私だからこの子なんだと思ったら、全部肯定してもらえた気がした⭕️

いてくれるだけで、何度も何度も励まされてきた。

私の人生に、他には何ひとつ意味なんてなくてもいいとさえ思う。

生まれてきてくれて本当にありがとう。

生まれてきてよかった。

( 心のBGM:『しるし』/ Mr.Children )

star今日よかったこと♪

・息子の健やかな成長に感極まった🥹

・だいぶ軽めにして、今の思いをお手紙に書いてみた💌

・お誕生祝いの飾りつけとごちそうの準備、いい感じ🥳

favorite読んでくれた人へのメッセージ

読んでくれてありがとうございます🪻

世間的には普通の日♪良い一日を!

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