Kikiの日記『合唱セラピー』
visibility21 edit2025.12.22
学校から帰ってきた娘が、悲しそうな顔をしていた。
どうしたの?と聞くと、大好きな体育の先生が他の学校に異動になってしまうらしい。
あぁ、それなら数日前に保護者宛にメールが届いていた✉️
先生は、ずっとご自身の母校のミドルスクールで教えることを目標にされていて、今回その夢が叶ったのだそうだ。
その母校というのが、長男の通う学校。
娘の小学校を卒業する生徒の大半はそのミドルスクールに通うことになるので、数年経てば体育の先生にまた会える。
だから先生は、「さようならではなく、またね」とメッセージをしめくくっていた。
でも私たち家族は、娘が6年生になる前には確実にここを離れる。
そのことをわかっていたから、娘にとってはつらい別れだったよう。
コーラス部の生徒たちが、WickedのFor Goodという曲を離任する先生に歌っていたらしい。
エルファバとグリンダという2人の親友が、別れを前にそれぞれの想いを歌う。
「あなたに会えたことで、私は成長することができた」
「あなたのおかげで、今の私がいる」
「ずっと忘れない」
“For Good”には文字通り「良い方へ」という意味と「永遠に」という意味がある。
正反対な2人が、相手から学ぶことで、人間的な成長を遂げる🪴
もう二度と会えなくても、ずっと変わらない思い。
物語のラストを彩る感動的な曲で、Defying Gravityと並ぶ名曲。
涙なしに聞くことはできない…
別れを悲しいと思えるほど、素敵な人に会えたことは、人生の宝なんだよと娘に伝える。
もしもその先生が全然いい人じゃなくて、意地悪で、いなくなって清々するような人だったら、こんなつらい気持ちにはならなかったのかも。
でも、その先生に会えてよかったでしょ?
お別れになっても、今までの素晴らしい時間がなくなるわけじゃない。
大切な人との時間は、私の中で永遠に輝き続ける。
悲しい気持ちになってもいいんだよ。
無理に元気を出そうとしなくていいよ。
きっとまた会えるよ。
だって、新しい学校はすぐ近くだし、お兄ちゃんも通っているところなんだもの。
いつか、先生に「おめでとう」と言えるといいね。
お風呂の後、泣きながら一緒にFor Goodを歌った🥲
Spotifyで歌詞を見ながら、カラオケのように。
改めて、素晴らしい歌…
娘と一緒にWickedの曲を歌えるなんて、なんて幸せなのだろう…
しかも英語で…(娘の方がはるかに発音がきれい)
歌詞の意味を味わいながら、映画のワンシーンを思い出して、さらに泣く😭
美しい。
尊い。
奇跡✳️
ひとしきり泣いて浸って、スッキリしたのか、娘は自分の部屋へと戻っていった。
きっとこの先も、何度もこんな別れが待ち受けている。
その度に、一緒にFor Goodを歌えたらいいな。
( 心のBGM:『For Good』/ Cynthia Erivo & Ariana Grande )
今日よかったこと♪
・久々にお買い物を楽しめた🛍️
・ペットのトカゲたちのごはんを買えた🐛(ギャー!)
・店内にいた、プレミアムフトアゴヒゲトカゲがめっちゃかわいかった😍
読んでくれた人へのメッセージ
読んでくれてありがとうございます🪻
今年は良い出会い、ありましたか?💞
※ログインするとこの日記をフォローして応援できます