Kikiの日記『合唱セラピー』

学校から帰ってきた娘が、悲しそうな顔をしていた。

どうしたの?と聞くと、大好きな体育の先生が他の学校に異動になってしまうらしい。

あぁ、それなら数日前に保護者宛にメールが届いていた✉️

先生は、ずっとご自身の母校のミドルスクールで教えることを目標にされていて、今回その夢が叶ったのだそうだ。

その母校というのが、長男の通う学校。

娘の小学校を卒業する生徒の大半はそのミドルスクールに通うことになるので、数年経てば体育の先生にまた会える。

だから先生は、「さようならではなく、またね」とメッセージをしめくくっていた。

でも私たち家族は、娘が6年生になる前には確実にここを離れる。

そのことをわかっていたから、娘にとってはつらい別れだったよう。

コーラス部の生徒たちが、WickedのFor Goodという曲を離任する先生に歌っていたらしい。

エルファバとグリンダという2人の親友が、別れを前にそれぞれの想いを歌う。

「あなたに会えたことで、私は成長することができた」
「あなたのおかげで、今の私がいる」
「ずっと忘れない」

“For Good”には文字通り「良い方へ」という意味と「永遠に」という意味がある。

正反対な2人が、相手から学ぶことで、人間的な成長を遂げる🪴

もう二度と会えなくても、ずっと変わらない思い。

物語のラストを彩る感動的な曲で、Defying Gravityと並ぶ名曲。

涙なしに聞くことはできない…

別れを悲しいと思えるほど、素敵な人に会えたことは、人生の宝なんだよと娘に伝える。

もしもその先生が全然いい人じゃなくて、意地悪で、いなくなって清々するような人だったら、こんなつらい気持ちにはならなかったのかも。

でも、その先生に会えてよかったでしょ?

お別れになっても、今までの素晴らしい時間がなくなるわけじゃない。

大切な人との時間は、私の中で永遠に輝き続ける。

悲しい気持ちになってもいいんだよ。

無理に元気を出そうとしなくていいよ。

きっとまた会えるよ。

だって、新しい学校はすぐ近くだし、お兄ちゃんも通っているところなんだもの。

いつか、先生に「おめでとう」と言えるといいね。

お風呂の後、泣きながら一緒にFor Goodを歌った🥲

Spotifyで歌詞を見ながら、カラオケのように。

改めて、素晴らしい歌…

娘と一緒にWickedの曲を歌えるなんて、なんて幸せなのだろう…

しかも英語で…(娘の方がはるかに発音がきれい)

歌詞の意味を味わいながら、映画のワンシーンを思い出して、さらに泣く😭

美しい。

尊い。

奇跡✳️

ひとしきり泣いて浸って、スッキリしたのか、娘は自分の部屋へと戻っていった。

きっとこの先も、何度もこんな別れが待ち受けている。

その度に、一緒にFor Goodを歌えたらいいな。

( 心のBGM:『For Good』/ Cynthia Erivo & Ariana Grande )

star今日よかったこと♪

・久々にお買い物を楽しめた🛍️

・ペットのトカゲたちのごはんを買えた🐛(ギャー!)

・店内にいた、プレミアムフトアゴヒゲトカゲがめっちゃかわいかった😍

favorite読んでくれた人へのメッセージ

読んでくれてありがとうございます🪻

今年は良い出会い、ありましたか?💞

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