Kikiの日記『原作も大好きになった』

子どもの日本語補習校の図書室で、『魔女の宅急便』を見つけた。

(今さらですが、ネタバレだらけ注意です⚠️)

本当は『西の魔女が死んだ』を読み返したかったのだけど、見つからなかった。

魔女ものがどんだけ好きなんだろう😆

睡眠導入に少しだけ読もう…と開いたら、面白くてページをめくる手が止まらなかった。

過集中モードONになるのを感じた。

こうやって、何度寝不足の夜をくぐり抜けてきたのだろう🌌

本好きの血。

 「いいかしら、ジジ」
 「いけないっていっても、いいんですかね」
 「おねがい、いわないで」
 「どうして女の子って、こうむだな質問するんだろう」

ジジのセリフに思わず吹き出した。

心は決まっているけど、自信がないから、むだな質問しがち💦

女の子はみんなそうなの?

男の子は違うの?

旅立ちの夜に雨は降らないし、列車に乗って、牛に足を舐められることもない。

そもそも、キキは飛ぶのがとっても上手(少し注意散漫なだけ)。

映画とかなり違うことに驚いた。

「魔女の宅急便」の屋号を決めてくれたのはおソノさん。

お店を始めることを決めた次の日に、女の赤ちゃんが生まれた👶

キキの部屋は、粉置場の2階。

 「ぼく、あしたになったら、白猫になってるんじゃないかな」

うっすら積もった汚れは埃じゃなくって、小麦粉だったんだ。

最初のお客さんはデザイナーさんというか、お針子さん🪡

ぬいぐるみが森に落ちてしまったのは、実はジジのせいで、その後の展開は結構自業自得🐈‍⬛

ぬいぐるみは破けないし、画家の女の子の家の掃除もしない。

海での人命救助、とんぼとの最悪な出会い、飛ぶのが下手な方が好かれる不思議、恋する女の子からの万年筆を届ける依頼、洗濯物を乾かしてビスケットを届けるお仕事、腹巻きのおばあさんのもとで編み物、お正月や春まで届けるキキ、そして1年ぶりの里帰り…

最初から思ったようには歓迎されない。

みんな自分の生活に忙しくて、遠くから来た人のことなんか興味ない。

海外留学のCMみたいに、あたたかく迎え入れてもらえるなんて幻想だ。

キキにも、わけもなくおびえて外に出られない日があった。

何もできないまま、逃げ帰ることだってできた。

 「こんなことじゃいけない。何かあたしにできるものを見つけなくちゃ……」

遠く離れた誰も知らない土地で、少しずつ人とのつながりを見つけていく。

ここに来たばかりの、心細い気持ちを思い出して、泣く😢

私はもうとっくに大人で、夫も子どもたちもいるけれど、それでもつらかった。

13歳のキキは、どれだけ心細かっただろう。

私にとってのオソノさんや画家の女の子や、ミミは誰だろうかと考える💭

ずっとキキに感情移入していたけれど、娘がいるから親目線にもなる。

キキのお母さんのコキリさんは、何歳なんだろう。

きっと私よりも年下なのだろうな。

変わらぬキキの奮闘ぶりと、少しずつふれる町の人のあたたかさに、何度も涙がこぼれた🥲

もっと早く読めばよかったと思うし、シリーズ全作品読みたい!

大人向けの本がとても少ないので、もう諦めて児童文学の棚を見ていたけど、そのおかげで幸せな読書体験ができた💖

物足りないな、と思う状況でも、何がどう転ぶかはわからない。

( 心のBGM:『やさしさに包まれたなら』/ 松任谷由実 )

star今日よかったこと♪

・あっという間に読了📖なんなら感動して2回読んだ🥹

・牽制の「牽」という字の書き順を覚えた👍

・タピオカ豆乳ミルクティーを作った🫖

favorite読んでくれた人へのメッセージ

読んでくれてありがとうございます🪻

好きな児童文学作品はありますか?📕

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