Kikiの日記『原作も大好きになった』
visibility107 edit2025.05.05

子どもの日本語補習校の図書室で、『魔女の宅急便』を見つけた。
(今さらですが、ネタバレだらけ注意です⚠️)
本当は『西の魔女が死んだ』を読み返したかったのだけど、見つからなかった。
魔女ものがどんだけ好きなんだろう😆
睡眠導入に少しだけ読もう…と開いたら、面白くてページをめくる手が止まらなかった。
過集中モードONになるのを感じた。
こうやって、何度寝不足の夜をくぐり抜けてきたのだろう🌌
本好きの血。
「いいかしら、ジジ」
「いけないっていっても、いいんですかね」
「おねがい、いわないで」
「どうして女の子って、こうむだな質問するんだろう」
ジジのセリフに思わず吹き出した。
心は決まっているけど、自信がないから、むだな質問しがち💦
女の子はみんなそうなの?
男の子は違うの?
旅立ちの夜に雨は降らないし、列車に乗って、牛に足を舐められることもない。
そもそも、キキは飛ぶのがとっても上手(少し注意散漫なだけ)。
映画とかなり違うことに驚いた。
「魔女の宅急便」の屋号を決めてくれたのはおソノさん。
お店を始めることを決めた次の日に、女の赤ちゃんが生まれた👶
キキの部屋は、粉置場の2階。
「ぼく、あしたになったら、白猫になってるんじゃないかな」
うっすら積もった汚れは埃じゃなくって、小麦粉だったんだ。
最初のお客さんはデザイナーさんというか、お針子さん🪡
ぬいぐるみが森に落ちてしまったのは、実はジジのせいで、その後の展開は結構自業自得🐈⬛
ぬいぐるみは破けないし、画家の女の子の家の掃除もしない。
海での人命救助、とんぼとの最悪な出会い、飛ぶのが下手な方が好かれる不思議、恋する女の子からの万年筆を届ける依頼、洗濯物を乾かしてビスケットを届けるお仕事、腹巻きのおばあさんのもとで編み物、お正月や春まで届けるキキ、そして1年ぶりの里帰り…
最初から思ったようには歓迎されない。
みんな自分の生活に忙しくて、遠くから来た人のことなんか興味ない。
海外留学のCMみたいに、あたたかく迎え入れてもらえるなんて幻想だ。
キキにも、わけもなくおびえて外に出られない日があった。
何もできないまま、逃げ帰ることだってできた。
「こんなことじゃいけない。何かあたしにできるものを見つけなくちゃ……」
遠く離れた誰も知らない土地で、少しずつ人とのつながりを見つけていく。
ここに来たばかりの、心細い気持ちを思い出して、泣く😢
私はもうとっくに大人で、夫も子どもたちもいるけれど、それでもつらかった。
13歳のキキは、どれだけ心細かっただろう。
私にとってのオソノさんや画家の女の子や、ミミは誰だろうかと考える💭
ずっとキキに感情移入していたけれど、娘がいるから親目線にもなる。
キキのお母さんのコキリさんは、何歳なんだろう。
きっと私よりも年下なのだろうな。
変わらぬキキの奮闘ぶりと、少しずつふれる町の人のあたたかさに、何度も涙がこぼれた🥲
もっと早く読めばよかったと思うし、シリーズ全作品読みたい!
大人向けの本がとても少ないので、もう諦めて児童文学の棚を見ていたけど、そのおかげで幸せな読書体験ができた💖
物足りないな、と思う状況でも、何がどう転ぶかはわからない。
( 心のBGM:『やさしさに包まれたなら』/ 松任谷由実 )
今日よかったこと♪
・あっという間に読了📖なんなら感動して2回読んだ🥹
・牽制の「牽」という字の書き順を覚えた👍
・タピオカ豆乳ミルクティーを作った🫖
読んでくれた人へのメッセージ
読んでくれてありがとうございます🪻
好きな児童文学作品はありますか?📕
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