Kikiの日記『ADHDかも…?と思う人へ』
visibility19 edit2025.08.08

『多動脳 ADHDの真実』(アンデシュ・ハンセン著)を読み終わった。
今年の春に日本語訳が発売されていたようで、駅の本屋で平積みされているのを一時帰国中に見つけた📚
「あのアンデシュ・ハンセンさんの本なら必読でしょう!」と、迷わず手に取った。
文庫本だし、高くても800円くらいかな?と値段も見ずにレジに向かったら、「1,320円です」と言われて正直ビビった🫨
でも、もちろんそれだけの価値はあった。
「まえがき」だけで泣いたし、「あとがき」でさらに頭痛くなるくらい泣いた。
・・・
ADHDの人の多くは問題や苦労を愚痴り続けることなく前を向き、絶対にあきらめない。
そうやって先へと進んでいくのだ。
・・・
確かに、私はあきらめなかった。
同じ失敗を繰り返す自分に飽き、落ち込んでいる自分に飽き、可哀想な自分に酔っていることに飽き、さぁ次は?と立ち上がって周りを見た👀
解決策を探し続けてきた。
あきらめなかった。
これからも、絶対あきらめない。
この本を書いてくれてありがとう…🥹(スウェーデンまで届け、この想い!)
同じ著者の『スマホ脳』と『運動能』を読んだ時にも思ったけれど、私が子どもの頃からずっとずっと知りたかったことが書いてあった💡
ADHDの傾向は大なり小なり誰にでもあり、私たちは全員ADHDのスペクトラム、つまりグラデーションのどこかにいる。
「ADHD」か「ADHDではない」かの二択なんかではない。
私は、その傾向が強くて、グラデーションの濃いところにいる。
ADHDは、遺伝子的にも脳科学的にも、人間の行動の正常なバリエーション。
ADHDの方が、同じ景色に飽き足らず、遠くまで行ける…?
モアナ…?⛵️
キャニオニングではしゃいだり、絶叫系のアトラクションに繰り返し乗ったり、不注意のくせに断崖絶壁でテンションが上がって周りをヒヤヒヤさせる理由もわかった。
はたらきの鈍い報酬系を満足させるために、スクリーンタイムが長くなってしまうことも。
全てはドーパミンを欲していたからだったんだ🧠
人間が生来持つ「分類したい」欲求、診断基準にはっきりとした線引きがないこと、ほとんどの人にADHDの傾向があること、薬で集中力が改善する人が多いこと、企業が利益を追求していること、ADHDの学生支援のために自治体から予算が出る場合があること…
それら全てが組み合わさって、診断される人の数は年々増えている。
ADHDの〈強み〉を活用するには努力も必要になる。
そのためにはまず知識を身に付けること。
ポジティブな面もあることを知り、そこを意識的に強化していくようにする。
この本はそのヒントにあふれていた。
たとえば、運動は天然の治療薬だとか💊
一日30分、走れるようになりたい。いや、なる!
特にADHDの人は、誰よりも運動をした方がいい。
誰よりも運動をしてこなかった、20代までの自分に教えてあげたい。
運動で、不安や心配を吹き飛ばす!🌪️
相談者さんたちにも教えてあげたい。
できれば、大学生くらいの時にこの本に出会いたかった。
自分より若い世代の人がうらやましい。
この本を人生の早い段階で読むことができるのだから📖
でも、生きているうちに知れたから、まだ間に合うと思いたい。
人生、今日とこれから先しかないんだから✨
「ADHDかも…」と思う全ての人におすすめしたい一冊。
( 心のBGM:過集中モード発動で無音で読み切った! )
今日よかったこと♪
・朝さんぽした🌅黒い猫さんに2日連続で会えた✌️
・駐妻デビューした友人の相談に乗った📱応援📣
・『多動脳』を読破した📖
読んでくれた人へのメッセージ
読んでくれてありがとうございます🪻
あなたも私も、スペクトラムの上に🏳️🌈✨
※ログインするとこの日記をフォローして応援できます