Kikiの日記『トンネルの入り口』
visibility35 edit2025.08.13

子どもたちの学校がいよいよ始まった。
もう3年目なので、勝手知ったる小学校に向かう娘はルンルン♪
おしゃれをして、一番の仲良しの子にあげるんだと、日本で買ったお土産をカバンに入れて、上機嫌で出掛けていった。
目に涙をいっぱい溜めて「ずっと日本にいたい…」と言っていたのが嘘みたい(よかった😮💨)
問題は、長男。
日本では小6でも、こちらでは中学生。
新しい学校、新しい先生、新しい友達、新しいカリキュラム…
初めて尽くしで、不安にならない方がおかしいと思う。
入学式なんかはない。
ぬるっと始まる、アメリカの学校。
中学校の方が始まりがゆっくりで家から近いので、一緒に歩いて登校する。
広いフットボール場では、朝練をしている体格の良い男の子たちが見えた🏈
チアリーダーのお姉様たちが、校舎の前で盛大にお出迎え📣
自分が中1の頃、中2・中3の先輩たちって、信じられないくらい大人に見えたよな〜と思い出す。
きっと息子にもそう見えているんだろうな。
圧倒されているのがわかる。
道すがら、息子がぽつぽつと弱音をこぼす。
「新しい環境ってめちゃくちゃ緊張するんだよな」
「(この2ヵ月)全然英語しゃべってないから忘れちゃった」
「日本の学校行きたい…」
そうだよね。
渋々でも準備をして、自分の足で歩く。
えらすぎる。
「だいじょうぶだよ」も「がんばって」も、無責任だよなぁと思いながら、他に言葉が見つからないまま送り出した👋
すごく心配だし、力になりたいけれど、代わってあげることはできない。
自分の人生は自分でやるしかない。
息子も、私も。誰も彼も。
ふと赤ちゃんの頃、病院で予防接種を受けて、痛くて怖くて泣いていたわが子の姿を思い出した💉
私が代わりに受けても、意味がないんだから。
母親が感情に浸ってぴーぴー泣いていても、何の足しにもならない。
初めて託児を利用した時、初めてプレ幼稚園に送り出した日、初めてバスで海外の幼稚園に行った日…
これまで、たくさんの「初めて」を一緒に乗り越えながら、少しずつ手を離してきた。
きっと何とかなるとは信じているけれど、そう思えるまでには多少時間がかかることも、経験上知っている。
「だいじょうぶ」と思えるまで、1ヵ月か3ヵ月か半年か…
季節を一巡すれば、あれもこれも二度目で、安心感を得られることもわかっている。
過ぎてしまえば短い時間でも、トンネルをくぐり抜けるまでは、長く暗い道のり🚇
またひとつ、その入り口に立った。
怖くても、手探りでも、進んでみないとわからないことって多い。
今まで何回くらい、そんな暗闇を通り抜けてきたんだろう。
自分の分と、子どもの分と。
あと何回くらい、こんな季節を味わうのだろう。
早く喉元過ぎて、苦くてもいいから思い出にしちゃいたい。
とりあえず今日は、とにかく時間通りに行って、お弁当食べて、帰ってくればいいよ。
あとは、小学校が一緒だったゴジラ好きのお友達に、ささやかな日本のお土産を渡せたら万々歳🙌
多くは望まない。本当に。
無事に帰ってきてくれさえすれば。
「意外となんとかなりそう」
「◯◯が面白そうだった」
そのうち、そんな言葉が聞けることを期待している。
欲張りすぎかな。
あわよくば。
気長に。
何かひとつでも、彼にとってのよりどころが見つかりますように🙏
( 心のBGM:『Stay Gold』/ 宇多田ヒカル )
今日よかったこと♪
・久々にお弁当を作った🍙また週6のお弁当作り業務が始まる💪
・補習校の担任の先生とのオンライン面談💻想像以上に有意義な時間だった✨
・ドキドキの初日をがんばった子達に特別なおやつと夕食を用意した🍬🍽️
読んでくれた人へのメッセージ
読んでくれてありがとうございます🪻
中学校の入学式、覚えていますか?🌸
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