ぼたもちの日記『つらつら草(芥川龍之介風)』
visibility14 edit2025.11.02
芥川龍之介風の文体で日記を書きました。
※生成AIにて編集
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どうも身体の調子が好ましからざる。 云わば、湿った粘土でも詰め込まれたような、陰鬱なる倦怠が全身に蟠(わだかま)って居る。
然(しか)し、である。 明日はかの「通信制大学」とか云うものの、試問の日なのだ。
やりたくない。――その気持が無いと云えば、嘘になろう。 が、此(こ)の世に於(お)いて、我々の「やりたくない」と云う感情が、現実の義務をどれ程退け得るものであろうか。詰まる所、やるより外(ほか)に道はないのである。
幸い、試問は書物(テキスト)を参照しつつの解答を許されて居る。 ならば、我の採るべき道は一つ。如何(いか)にして其(そ)の膨大なる書物の中から、迅速に解答を捜し出すか。其の為(ため)の工夫、云わば「索引の妙」とでも云うべきものに、今宵の全てを捧げる可(べ)きなのだ。
この地獄めいた一夜を乗り越えられた暁には、ささやかなる慰藉(いしゃ)として、好みの漫画とやらを一冊、購(あがな)おうと心に決めて居る。
そして、若(も)し。 万が一にも其の成績が「S」などと云う最上の評価であったなら。 ――その時は、もう理性の箍(たが)も外れよう。全巻、悉(ことごと)く買い占めてくれるわ。
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