「べき思考」になっていませんか
edit2022.07.02 1,151
~すべき思考
こんにちは。わしゅーです。
日頃、ストレスが多くて悩まされている人に、「べき思考」に陥っている人はいないでしょうか。
「べき思考」とは、以下のような思考パターンのことを差します。
- 社会人たるもの、もっと~~するべきである。
- 責任があるなら、絶対に~~するべきではない。
- 親だったら、もっと~~であるべきである。
- 自分はもっと~~であるべきなのに、そうなっていない。
つまり、「理想の行動、もしくは理想の姿があって、自分や他人が、理想通りの行動や姿になっていないから、もっと努力しなければならない」というような考えのことですね。
理想と現実には、かならずギャップがあります。それが簡単に埋まらないときに、人は大きなストレスを感じるものです。
「べき思考」は、ときとして人間を努力させ、成長させるものです。かならずしも悪いものではありません。しかし、使い方を誤ると、大きなストレスをかかえこんでしまいます。
① 理想があいまいなパターン
「べき思考」に陥ったとき、「理想」とするものが、しっかりイメージできているでしょうか?目指す姿があいまいだと、具体的な行動をとることができず、ストレスをかかえたままになってしまいます。
もっともよくあるのが、「普通」という言葉です。
- 普通はこれくらのことはできて当たり前。もっと普通にできるようになるべきなのに、できない。
そもそも「普通」とは何でしょうか?よく考えると、これはひじょうに曖昧な言葉です。
身長や体重、学力や年収、いろいろな数字には「平均値」がありますが、平均ピッタリの人がたくさんいるわけではありません。
「普通になりなさい」といわれても、それは雰囲気のようなもので、具体的にどうすればいいの?となりがちです。
「べき思考」をするときは、「普通」という言葉は使わないほうがよいです。
② 理想が高すぎるパターン
理想とするものはイメージできているが、あまりにも現実とのギャップが大きすぎるというのも、問題になります。
人間は、一歩一歩成長していくものです。理想に近付いていくためには、階段を一段ずつ登るようにしていきます。
しかし、目指すところが、崖の上にあったりしたらどうでしょうか。そんなところには、とても登れません。
理想に近づくための自分の行動を、具体的にイメージしてみましょう。そのとき、「遠すぎてどう登ったらよいか分からない」となってしまう場合は、理想が高すぎるので、ラインを下げることが必要です。
③ 自分にはどうしようもないパターン
理想とする姿は明確で、現実的であるが、だからといって自分の努力ではどうにもならない、というケースがあります。
いちばん多いのは、「他人」のことについて「べき思考」に陥るパターンですね。
- あの人にもっと分かってもらうべきなのに、なかなか分かってくれない
「他人」は「他人」であって、その人の行動を変えられるのは、その人だけです。他人を理想に近づけることを、自分に対して「べき」で課してしまうと、非常に辛くなります。
自分にはどうしようもないことだからです。
こういう場合は、「他人は変わらない」という前提をおいて、そのうえで自分にできることを考えるほうがよいです。
「べき思考」に陥らないために
「べき思考」が問題になる、3つのパターンを見てきました。
いずれにも共通していることは、
- 自分が具体的になにをしたらよいかわからず、行動できない
ということです。自分の行動が具体的にイメージできて、実行できないときは、理想があいまいか、理想が高すぎるか、もしくは自分にはどうしようもないことを考えているか、そのどれかを疑ってみましょう。
人間は、具体的な行動をとることができてはじめて、「物事が前に進んでいる」という実感をもつことができ、それによって気持ちが落ちついてきます。
そして、継続して具体的な行動をすることで、徐々に自信が育ち、自分を肯定する気持ちが芽生えてきます。
「べき思考」でドツボにはまっていると感じたら、ぜひココトモにご相談ください。一緒に、どうすればよいか、考えていきましょう。
近況報告
※今回のブログから、近況報告を末尾に書くようにしました。私個人のことには、関心のない方も多いでしょうから、不要な方は読みとばせるようにしてみました。
7月に入って、ほんとうに暑い日が続いていますね。
暑いと睡眠がうまくとれず、体調の悪化につながります。エアコンや扇風機をうまくつかって、涼しく眠れるようにしたいものです。
暑いと食欲も減退します。辛い食事をうまく取り入れるなどして、食事を維持するように努めましょう。
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