テケトの日記『親子はよく似てますのね』

クリスマスは冬至。
もっとも夜の長く寒い時にこそ必要とされるのは何かしら。
これは時に恐ろしくも感じる話。

親子の縁を感じているかしら。
人は似たような人同士で集まりやすいように、親子もまたそんなところがありますの。
全然似てないと言う方も居ますわよね。
でもそうなのかしら?

表に出ている形は違って見えても根底は同じなんて幾らでもありますの。

ある家では自己犠牲が強い家族だったりしますわ。
自己犠牲は不満が溜まりますのよ。
そうすると不満ばかり言う親と、その不満を受け止めて自分を出せないでいる子が居て、その子は出せない自分に不満がありますのよ。
それを解消するには誰かが辛い自分の気持ちに素直に寄り添って自己犠牲を止めれば良いのですわ。

ある家では人からの愛情を否定してしまう家族だったりしますわ。
きっと誰かに裏切られてしまった気持ちが強かったのですわね。
だからお金だとか地位とか他のものを基準にしましたの。
そうすると親は子供から向けられた純粋な親を愛したい気持ちを否定しまって、それで苦しんでいる子も周りから心配されたり愛されたりする気持ちを受け取れなかったりしますの。
それを解消するには誰かが人からの無条件の愛情を素直に受け取れば良いのですわ。

自分を強く見せようとしなくてはいけない家族だったり。
生まれるべきではなかったと人を否定してしまう家族だったり。
心の傷がきっかけで強く思い込んでしまって生まれた部分。
親子ってそんなところが似てしまいますのよ。人によってはゾッとしてしまったかもしれませんわね。

でも愛は常にあるのですわ。

人は親や先人の苦しそうな部分をよく見ておりますの。
愛したい相手なら尚更、何がいけなかったのかしらと変えようとしますのね。

その中には変えようとして結果的に入れ替えただけで本質が変わらない遠い彼方へと旅立ってしまう時もあるのですけれども、振り子のようにしながら波のように入れ替わり流れていきますの。

そうやって波のようにしながらも、誰かの苦しさを自分のところで終わりにしたい。
そんな人の優しさはいつだってあって、そんな人は世界に沢山いますの。

誰でもみんな誰かの子供。
そして親子は似てしまうけれど違うものを持って生まれましたの。
それはきっと傷に気付いて癒す為でもありますわ。

幼い子の笑顔は癒されます。
長々と書きましたけど、単純にそう言う事ですの。
簡単で感じている、そこに答えはありますのよ。

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