ちーの日記『美と理想と劣化と。』

 昨日の昼食後、私は鏡に向かって格闘していた。
 美容院に行くので、最大限「自分らしさ」を表現しようとメイクしていたのだった。
 美容師さんになりたいニュアンスを伝えるのには、服装やメイクでそれを表現していくのが話が早い。普段フェミニンなファッションの人が『寒いから~』とカジュアルでマニッシュな服装で行って『手持ちの服が似合わなくなった…』となることが、あり得るからだ。
 「この私に合わせてください」ってことだ。

 まぁ、格闘するのにはもう一つ理由があるのだが。

 いよいよ明後日に迫った鬼滅祭のチケット購入には顔写真の登録が必要だったんです。無背景で無加工、顔が隠れない髪型で、ノーマスク、が条件だったと思う。なかなか厳しくて3回くらいNGメールが届いた。
 それを撮ったのは昨年末で、やけっぱちですっぴんで通ってたリワーク施設の壁の前だった。スマホで自撮り。
 『どんな写真だったっけ』と先日マイページで確認したら、そこに表示されたのはまるで指名手配犯。控えめに言ってクソババア。

 『噓でしょ~!? 嘘だと言って! ねぇ禰豆子ちゃぁん!』(善逸の声で)

 言うだけタダだから言うが、若い頃の私の顔の評価は「可愛い」もしくは「ムカつく」🤣
 「女優さんがいるのかと思ったよ」とまで言われたし、クレーンゲームは男子にお願いすればゲットできた。ホストクラブには行った事ないがホストとデートしたことも、ある。

 それがだ、登録した写真の顔は、眉間のしわ、クマの目立つ目元、肌の色むら、くっきりほうれい線、ふてくされた口元、ブルドックのようなフェイスライン。変に童顔だからそれらが顔に溶けあっておらずさらに違和感。SNOWとかの逆で劣化させるアプリ(需要ない)でも使ったんじゃないかと思う有様。

 あぁ、入口で「身分証見せてください」と言われるくらい別人になりたい。

 とはいえ若返りたいわけではないのだ。TVCMで「若見え」という言葉を聞くと『みっともない』と思う私。『若見え』=『若作り』それはなんだか悪あがきだと思うのだが私が今していることも悪あがきだなぁ。

 迷子になってしまった。『可愛くなりたい』でも『若作りにはなりたくない』。でもでも『可愛くない』原因は主に加齢のせいなのだ。

 年相応に美人になりたい。大女優吉永小百合様のように…無理だ…あの方は内面の美しさがにじみ出ている。

 とりあえず美容師さんには「ドラえもんみたいなシルエットを何とかしたい💦」と伝えた。「かなり短いからそんなにイメチェンはできない」と言われた。そりゃそうだ。チーン。

 加齢に心が追い付かない。推し活はやめられないが遠征する体力はない。せめて不死川兄弟のためにも恥ずかしくない私で行きたい(着ぐるみに会えるのだ)。

 今朝も鏡に向かってファンデーションブラシを握り、『童顔おばさん』が完成した。あああ、どうすればいいんだ…。今はメイクはナチュラルが主流。ファンデだって薄付きでシミなんかはカバーできない。南無三(悲鳴嶼さん)。

 顔をいくらいじっても、おばさんはおばさんなんです。わかってます。でもこれだって努力なんだ。向上心なんだ。報われろ。

 格闘の末に『ちっとはマシ』になった顔に折り合いをつけて今日も会社に行ってきます。

star今日よかったこと♪

…まぁそういう事だよ。マシになったよ。あの写真よりは。Youtubeも随分見たよね。頑張った。当日みに隊士と会えますように✨
今朝も寒いね。昨夜あまり眠れなかったね。でも頑張って起きた。おはよう。頑張り屋さん。今日の服は花柄のニットにモスグリーンのスカート。せめて服は春らしく。気分上げて行こうね。 

favorite読んでくれた人へのメッセージ

お読みくださり有難うございます~😭
時間が経てば自動的に年を取り、今までの生き方が顔に現れます。怖いよぉ。もう『若さ』という武器は使えなくなりました。あぁ、過去の『甘え』はどこかに捨てて、生きていかなくては…。でも夢は見たいのです…。せめて『みっともないババア』と嘲笑されないように、容姿と心を整えたいです…。難しい…。

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