銀ノ月の日記『鏡花水月#090〈微笑ましき攻防戦〉』
visibility481 edit2024.07.09
これは私が近所のスーパーで買い物をした時のお話です🛍️
レジの長蛇の列に並んでいると、こんな声が聞こえてきました。
「ママー!これ買ってー!!」
声のする方に目を向けると、大きなお菓子の袋を持った男の子が、お母さん相手に駄々をこねていました。
『ダメ。この前も買ったやろ。』
この手のやり取りに慣れているのでしょうか。お母さんは男の子のおねだりに屈しません。
しかし、男の子も負けていません。
「ママ買ってー!これママが好きなやつでしょー!」
作戦1〈"これママも好きでしょ?"作戦〉
中々に面白い攻め方に流石のお母さんも…と思いましたが、やはり母は強し。まだまだ屈する様子はありません。
『あかん。戻してきぃ。』
ママの説得は無理だと判断したのか、男の子はしぶしぶ商品を戻しに行きました。
(少年よ…。ナイスファイトだったぞ。)
心の中でそう思ったのも束の間、また男の子の声が聞こえてきました。
「ママじゃあこれ買ってー!これならいいでしょ‼︎」(手にはグレープ味のメントス)
作戦2〈"仕方がないからこれで妥協してあげるよ"作戦〉
いったい何処でこのような戦法を覚えてくるのですかね?今の小学校は「おねだり」の授業でもするのでしょうか?
それはさておき、お母さんのとどめの一言。
『あんた〇〇行くんやろ?欲しがってたやつ買ってあげへんで。』
「………」(スッ)←メントスを商品棚に戻す
カンカンカンカンカン!
【勝者:お母さん】
*
こういうやり取りを見ると、何処か他人事とは思えず、何だか微笑ましくなりますね☺️
己の物欲を叶えようと、あの手この手で母親の説得を試みる子供を見ていると、人はこうして人として成長していくのかも知れないなぁと思うのでした😌
*
【おまけ(今までに見てきたその他の作戦)】
作戦3〈泣き叫んで周りの目を引く作戦〉
→数年前の話ですが、本屋さんで女の子が欲しいおもちゃ2つを両手で抱え、連れ帰ろうとする親に向かって「イヤーーー‼︎!こないでーーー‼︎!」と絶叫していましたね…。
近づくお父さんに向かって「きたない‼︎!」とも叫んでおり、子育ての大変さを実感したのを今でも覚えております。(意味を知らずに使っていたのだと思いたい、うん。)
「ス〇イムは仲間を呼んだ!」ではありませんが、周りの目を引くこの手の作戦が、親からしてみれば一番大変かもしれませんね。
作戦4〈"ねぇ、これ100円。いいでしょ?買ってよ"作戦〉
→"ワンコ"インで"犬"のように、あんた達(親)に従順になるんだぜ?な?悪い話じゃないだろ?とでも言わんばかりの提案を持ち掛ける、何ともまぁいやらしくてやかましい作戦ですね。ちなみに幼少期の私のメイン戦法でもあります。
作戦5〈"時すでに遅し"作戦〉
→ 会計時に商品を戻しに行くのは恥ずかしい、という親の心情?を利用した最終奥義です。しれっと買い物カゴに商品を入れておき、レジ係の手に渡るまで決してバレないように、親の気を逸らさなければなりません。
ハイリスク・ハイリターンな駆け引きが求められる闘いになるでしょうね…。(ちなみに私はことごとく失敗してきました)
今日よかったこと♪
"わがまま"や"駄々"って、相手に対して「安心感」を覚えているから出来ることだと思うのですよね。(初対面の人に「これ買ってー」は言いづらいでしょうし)
だから「月が綺麗ですね」が「貴方のことが好きです」と訳されたように、わがままや駄々は「貴方といると心地が良いです」の裏返しになるかもしれませんね😌(あら素敵)
読んでくれた人へのメッセージ
お久しぶりです。銀ノ月です🌙
今日も1日お疲れ様でした🍹
そして、身体、特に頭の不調により中々お返事が出来ず、大変申し訳ございませんでした🙇
うだるような暑さですが、皆さんも熱中症や脱水症状にはくれぐれもお気をつけ下さいね💦
それでは、皆さんにとって明日が涼しい1日となりますように🍀
※ログインするとこの日記をフォローして応援できます