相談にのるうえでまず第一に大切なもの、そう聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?
ココトモでは、その答えはモラル(=誠実さ、思いやり、マナー)だと考えています。
- ★ぜひ動画を視聴ください
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このページの内容は下記の動画でもお伝えしています。
動画のほうが細かいニュアンスまで理解できるので、お時間ある方はぜひ動画を視聴ください。▽動画はこちら(約10分)
https://youtu.be/J4uYAe1Dy8Q
なぜモラルが大切なの?
ココトモは悩みを抱える方たちの相談を聞かせていただく場所です。
ほとんどの場合、相談者の心は傷ついています。
相談員はそんな傷ついた心のケアを担う存在です。
だからこそ、第一にモラル(=誠実さ、思いやり、マナー)が求められます。
もし相談員がモラルを欠いた対応をしてしまうと、相談者の心はさらに傷つくことになります(;_;)
相談対応に必要なモラルとは
では、相談対応に必要なモラルとは何でしょうか。何を守ることでしょうか。
それは以下の一言にまとめることができます。
『相談者を不当に傷つけないこと』
下線を引いているとおり、”不当に”というのがポイントになります。
自分がどのような態度で相談者に接するかまでは責任を持つこと。
僕らは、相談者のことを傷つけないという約束はできません。
どんなに相談者のためを想い、寄り添う言葉を尽くしたとしても、相談者がその言葉をどのように受け取るかを選ぶことはできないためです。
一方で、僕らは、自分がどのような態度で相談者に接するかまでは選ぶことができます。
相談者を”不当に”傷つけないというのは、「自分が選べる自分の態度までは責任を持ちましょう」ということです(*´`)
相談にのる人が最初に守る3つの約束
相談者を不当に傷つけないために守ってほしい態度や行動は色々ありますが、ここでは最初に必ず守ってほしい3つの約束をお伝えします。
- 無視をしない
- 守秘義務&規約を守る
- 相談者は常に弱い立場だと認識する
それぞれ補足します。
①無視をしない
相談活動を続けていると、相談員それぞれも環境の変化や心境の変化があると思います。
そのこと自体は問題ありませんし、もし余裕が無い時にはご自身の心身を優先いただきたいです。
しかし、相談者に何も言わずいきなり連絡を断つことだけはしないようお願いします。
忙しくなるのであれば忙しくなることを、余裕がなくなり相談対応を続けることが難しく感じているのであれば素直な気持ちを、誠意を持って伝えることだけはしていただくようお願いします(*´`)
②守秘義務&規約を守る
もし相談員に打ち明けた秘密が守られなかったらどうでしょうか。
もし相談員が規約を守らない態度で接してきたらどうでしょうか。
きっと二度と安心してココトモには相談できないと思います。
心を扱う活動において、相談員はルールを守ることが責任として求められます。
必ずココトモの守秘義務&規約を理解いただくようお願いします(*´`)
▽ココトモの守秘義務&規約はこちら
https://kokotomo.net/guide/soudan-manual/rule
- ★相談者側がルールを守らない場合
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違反報告したり、メンバー相談室を頼ったりしてください。
運営側がサポートするため、一人で抱え込まないでくださいね(*´`)▽あわせて読もう「安全を守るためのお願い」
https://kokotomo.net/guide/soudan-manual/safety-knowledge
③相談者は常に弱い立場だと認識する
ココトモは友達のように相談者の隣に並んで寄り添う対等性を大切にしています。
しかしながら、相談者からするとどうしても自分と相談員を対等に捉えられない側面もあります。
助けてもらっている立場だから…。
無料で話を聴いてもらっている立場だから…。
相談者がこのような気持ちを抱くのは自然なので、相談対応とは心理的な上下関係が生まれやすい構造になっています。
大切なことは、弱い立場になりやすい相談者の心境を理解すること。
そして、相談者を一人の人間として扱い、利己的に利用しないこと(*)です。
- ※相談者を利己的に利用する例
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- 相談にのったかわりに自分のお願いを聞いてもらう
- 相手の気持ちよりも自分の気持ちを優先して意見を押し付ける
- 資格やボランティア証書の要件が叶ったら相談途中でも辞めてしまう
- 恋愛感情を抱かせる、または、恋愛感情を抱いた相手の気持ちに応える(*)
※相談者の恋愛感情に応えるのは、ほとんどの場合、相談員側の精神的問題が原因です。仮にオンライン上のみであっても恋愛関係に進んだ場合、精神的に未発達な側や立場的に弱い側(≒相談者)が最終的に相談前よりも大きな傷を負うことが分かっています(「精神分析における境界侵犯」より)
相談員がこのような振る舞いをしてしまうと、相談者の意思が尊重されず、心のケアは失敗しやすいことが分かっています。
繰り返しますが、相談者を一人の人間として扱い、利己的に利用しないよう心掛けてください(*´`)
- 相談マニュアル参考文献
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- 孤独の本質 つながりの力
- 技法以前
- ふつうの相談
- 居るのはつらいよ ケアとセラピーについての覚書
- 雨の日の心理学 こころのケアがはじまったら
- 絶望と熱狂のピアサポート
- 当事者主動サービスで学ぶピアサポート
- 精神障がいピアサポーター
- ピアスタッフとして働くヒント
- ケアする人の対話スキルABCD
- 聞く技術 聞いてもらう技術
- 臨床心理学の倫理を学ぶ
- カウンセラー 専門家としての条件
- 精神分析における境界侵犯 臨床家が守るべき一線
- 傾聴の基本
- 心理学に学ぶ鏡の傾聴
- ロジャーズ クライエント中心療法
- カール・ロジャ-ズ入門 自分が自分になるということ
- プロカウンセラーの共感の技術
- 精神科医はどのように話を聴くのか
- SNSカウンセリング・ハンドブック
- SNSカウンセリング・ケースブック
- SNSカウンセリング・トレーニングブック
- テキストカウンセリング入門
- 自殺対策の新たな取り組み SNS相談の実際と法律問題
- 「死にたい」に現場で向き合う 自殺予防の最前線
- 「死にたい」と言われたら
- インターネットは自殺を防げるか ウェブコミュニティの臨床心理学とその実践
- 自殺学入門 幸せな生と死とは何か
- 自殺学入門 知っておきたい自殺対策の現状と課題
- いのちの電話を支える
- 電話相談の実際
- クライシス・カウンセリング
- カウンセリングとは何か
- カウンセリングの話
- 新・カウンセリングの話
- 河合隼雄のカウンセリング教室
- 河合隼雄の"こころ" 教えることは寄り添うこと
- カウンセリングの実際
- ころんで学ぶ心理療法
- 精神科医の本音
- かかわりの途上で
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