個性って?

こんにちは、kuaです。
これを書き始めた現在午前3時28分、この時間でなくても最近とても寒いですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、今回は個性に関してのブログを書いてみたいと思います。「個性」「オンリーワン」これらに関しての文章はとても多く、高校の国語の過去問を解く中で様々な方が書いたものを読んできました。そして、私も私なりの考えを書いてみようと思った次第です。
お付き合いいただけると幸いです。

個性とは?
他の人とちがった、その人特有の性質・性格。個人の特性。

これが、辞書の出してくれる答えです。いとも簡単に、27文字でまとめられています。しかしこのたった27文字が、人々を翻弄しているのです。特に、「その人特有の」 この部分が。

個性を持て、個性的であれ______

こう言う人の考える「個性」とは何か?それを、考えてみたいと思います。
個性を持った自分を追い求める人、個性を持てと口を酸っぱくして言う人。私がいささか疑問を感じるのは、既に私たちは個性を持っているのではないか?なのにどうして今更個性が何だのと言うのか?ということ。この顔で、この名前で、この性格で。わたし、というこの存在自体がそもそも個性をもっているもの、言ってしまえば、個性そのものなのではないかと思ったのです。

でも、上記の人からしたら、違うのでしょう。少し前の私も、こんな考え方ではありませんでした。他の人よりも優れているものを、個性だと勘違いしていました。でも、この場合なら簡単です。当時の私が考えていた個性・個性じゃない の差は、たとえそれがオンリーワンであっても、努力して手に入れられるものと元々あるもの ここにあったのです。
その結果、
ピアノが弾ける→何言ってんだ
偏差値がそこそこ→駿台テストを受けると全然良くない
歌もの?の耳コピができる→もっと凄い耳コピの音楽を作れる人の動画がYouTubeに沢山
円周率がまあまあ暗唱できる→その何倍もの桁数を言える人がギネスにいる

そんなこんなで、次は複数を組み合わせ始めたのでした。そうして、比べる対象の幅も狭くなっていきます。
ピアノが弾ける&偏差値がそこそこ→その両方とも私より上の人が身近にいる
ピアノが弾ける&耳コピができる→ピアノが上手くて絶対音感がある人なら一発で超えられるだろう
ピアノが弾ける&円周率がまあまあ暗唱できる→これならいないかも

こうしてめでたく見つけたわけですが…さて、何が残った?何も残っていません。見つけたところで、何ひとつとして変わらないのです。いや、マイナスのほうに動きました。
元々好きで続けてきて、そこそこ上達してきたことを少し敬遠するようになったのです。個性を見つける道具になった私の趣味たちは、私にとって魅力的ではなくなりました。(今は好きです)

いやでも、それは本当の「個性」を追い求めたわけではないから…
こういう反論があるでしょう。ですが、だったら個性って何なんだ?!となるのです。

さて、突然ですが、これから挙げる私の特徴(という表現にしておきます)は、「個性」でしょうか、「個性じゃない」でしょうか。(直感的に、少し考えていただけると幸いです)

1、2001年生まれ

2、生活の中の音がドレミファソラシドにきこえる

3、文字や音に色がある

4、円周率を87桁暗唱する

5、人の顔と名前が一致するのが遅い

6、声の音域が狭い

どうでしょうか。全部違う!という方もいらっしゃるでしょうし、もしかしたら場合によると思った方もいらっしゃるかもしれません。
私は後者です。まず、2001年生まれというのを例にとってみます。全員が2001〜2002年生まれである同級生と一緒にいると、これは個性でも何でもなく、むしろグループ分けの材料となります。しかし19〇〇年生まれの方々と一緒にいると、その集団の中では個性を持っていることになります。グループ分けの材料になったり個性になったり、生まれ年さんは忙しそうです。

個性とは、ものすごく曖昧なものだと考えます。なぜなら、“個人”の個性と言いつつも“他人”ないしは“集団”がないと成り立たない上、オンリーワン(個性)とナンバーワンの境目がそもそも曖昧だし、どの集団の中で個性を獲得しようとするかによってかなり変わってくるからです。また、あるケースでは人間が直感的に考える個性と実際の個性(辞書に載っている意味)の間には少し差がある思います。これは、「それはその人の個性だから」という、よく聞く言葉に象徴されています。大抵、そういうときに対象になっている『個性』は、その場にいる集団の中でさえオンリーワンではありません。
言い方は悪いかもしれませんが、個性なんてそんなものなのではないでしょうか。

多くの人が考える「個性的」は確かに素敵です。でも、獲得しようと躍起になるほどのものでもないんじゃないかな、と思うのです。

あくまでも、私自身の考えですので…違うわ!と思われた方、怒らせてしまった方、いらっしゃいましたら本当にすみません。この場で謝らせていただきます。

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コメント一覧

全1件
  1. schedule2017.01.18

    campos

    私も同じような意見です。
    個性は、オンリーワンでなくても良いし、ナンバーワンでなくても良いし、マイナスでも良いと思います。
    大切なことは、他者の個性を認めることだと思います。
    もっとも、害を及ぼす場合はべつですが。

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